憧れのデニス・ブレイン

前へ | 過去ログメニューへ|次へ

530.テッド・ヒース楽団

name: Favart - 2003年08月10日 0時34分39秒

懐かしいですね。もう40年ほど前(中学生のころ)、テッド・ヒースのレコードが家にありました。EPステレオ国内盤(ロンドン盤)で、ステレオ感に溢れたすばらしい録音でした。オリジナルが英DECCAであることを最近知りました。さすがのDECCA録音!です。1958年録音の「HITS I MISSED」というのがそのレコードの12インチ盤の名前で、EPには「ハイ・ヌーン」「慕情」「秘めたる恋」「愛の泉」の4曲が入っていました。(このEP盤は残念ながら引越しで行方不明になり20年ほど探していましたが2年前に10インチ盤を運良くゲット。)。テッド・ヒース楽団にはホルンのセクションはありませんがトランペット、トロンボーン、サックス、クラリネットなど管楽器はなかなか達者ぞろいです。「12番街のラグ」は名演奏です。DBの演奏した曲は多分もっとゆっくりしたテンポの曲でしょう。
テッド・ヒース楽団以外でもホルンの活躍するポピュラー音楽は多いですね。パーシーフェイスの「夏の日の恋」は思い出深い曲です。マントヴァーニーでもいくつかありますね。「INTERMEZZO」、「SEPTEMBER SONG」・・・。

わたしはレイモン・ルフェーヴルの「哀しみの終りに」やカーペンターズの「涙の乗車券」のホルンが好きでした。あ、これ結構新しいですか!? 

8月10日、夢

529.ローランド・ベルガーのモーツァルト

name: goshikinuma - 2003年08月09日 22時26分32秒

ごぶさたしてます。このところ毎日LPを聴いていますが、五色沼の更新が忙しくて書き込みの時間がありませんでした。ホルンのLPはほとんど聴きました。驚いたのはイタリアのドメニコ・チェッカロッシでした。30年前に聴いたときはうまいとは思いませんでしたが、今聞くとすごいヴィルトゥオーソですね。ハイドンの2番とモーツァルトの4番はオーケストレーションが違います。また今ではおなじみのケルビーニの2つのソナタはチェッカロッシが校訂したもので、彼が世に紹介したようです。タックウェルが2度録音するのはこの録音の後です。
 びっくりしたのがジョン・バローズが録音したワイルダーの3番のソナタです。このソナタはワイルダーがジョン・バローズの結婚式にピアニストの新婦と演奏するためにプレゼントした曲でした。時折スイングする楽しいソナタです。

 さて表題のローランド・ベルガーといえばウィーン・フィルの名人ですが、ショルティのリングで大活躍していました。このベルガーのソロの唯一ともいえるのがロンドK371でした。ボスコフスキーのセレナード全集の中に含まれていました。30年前にはセレナード第4番とのカップリングでカタログにありました。
 そのLPを昨日バーゲンセールで見つけました。英国盤DECCA JB54です。ベルガーのこの録音は30年来聴きたかったのですが、まさか手にはいるとは(800円)きれいな盤です。演奏は歯切れの良いウィンナホルンでした。ナチュラルホルンのような音色です。注目はエリック・スミスのオーケストレーションです。これは珍しいです。やっとロンドのコレクションがそろいました。あとはティモシー・ブラウンのマリナー盤(全曲再構成版の初録音)だけです。友人から借りて聞こうと思います。
 同じくゲットしたのがカラヤンのオネゲル交響曲2&3盤です。500円は安すぎです。LPは実に18年ぶりの購入でした。ほんといいですね。

イタリアの名手、ドメニコ・チェッカロッシ(1910-1997)のサイトを閲覧しました(圧縮ファイルによるモーツァルトのロンドの音源を公開しています。)そのディスコグラフィーには39点ものアルバムがあり、goshikinuma様がお持ちのLPは1965年度、イタリアのレコード評論家による金賞を受賞した名盤のようですね。写真で見るチェッカロッシのホルンは巻きの特殊なF管シングル・ホルンのように見えます。

実は私も80年代の頃、モーツァルトの協奏曲のLPを見つけ次第購入していた時期がありました。CD時代の到来とともに止めてしまいましたが、イギリス、ドイツ、フランス、チェコ、ソ連、アメリカ等々、演奏の多様性は断然当時の方がありましたね。

8月10日、夢中人

528.ポピュラー音楽のホルン

name: 夢中人 - 2003年08月09日 1時09分36秒

週末のリラックスした夜、ボブ・シャープレス楽団で吹くデニス・ブレインを聴きました(Dutton Vocalion CDLK 4169、P2003)。ペティットと山田さんの伝記でも空軍時代にジェラルドやテッド・ヒース楽団といったバンドで吹く有様を伝えています。前述のCDは1957年2月1日録音といいますからその最晩年、コンスタンティン・シルヴェストリやエフレム・クルツといった指揮者と最後の一連の録音を行う直前ということになります。

それまで何年にもわたってほとんど毎日のようにレコード録音と演奏会やソロ活動を続けてきたブレインにとって、たった2曲ながらポピュラー音楽の演奏は非常な楽しみだったに違いありません。

CDのブックレットにはオリジナル・アルバム「コントラスツ・イン・ハイ・ファイ」に掲載されたボブ自身のコメントが引用されています。

「ウィル・ユー・リメンバー 自分の考えでは世界一のホルン奏者、デニス・ブレインの清純な演奏。最後に彼はほとんどホルンでは吹けないような高みの音色を出すので彼の廻りにそーっとオーケストラを散りばめました。

シンパシー またデニス・ブレインの清純なパフォーマンス。最後の8小節はあらゆるホルン吹きのための練習目的と言えるかも。」

デニス・ブレインの名前がクレジットされているのはこの2曲だけですが、アルバムの他の曲でもちらっとホルンの一節が聞こえたりして、それもブレインかなと思ったりします。

[関連投稿]

デニス・ブレインとポピュラー音楽
ボブ・シャープレス
ミュージック・イン・ジ・エアー

527.ハイドンの「聖アンソニー・ディヴェルティメント」 -2

name: Favart - 2003年08月03日 22時39分38秒

夢中人様ご指摘のようにこの録音は曰くつきの録音でありました。
マーシャルの本のINTRODUCTION(�将骨髴髴顱砲妊沺璽轡礇襪呂海力寝擦鬚錣兇錣脅茲蠑紊何慎兇砲弔い匿┐譴討い泙靴拭M廚魯沺璽轡礇襪魯撻謄�ットの未刊行の資料とブレインの伝記を参考にしていて、「伝記の初版→第2版でいくつかのLBE録音がディスコグラフィーから削除されたけれどこの録音は残されたのでこの本(マーシャルの本)にもDB参加未確認ながら含めた。」とのこと。
この録音はペティット、マーシャルともに1951年1月19日としていて、この日には他の曲が録音されていないことから疑問が残っているのではないでしょうか。
500円で手に入れたLPレコード「DECCA DL 4066」はマーシャルの本にも載っていました(page13)。国内盤LPが100円/1枚になりつつあるので500円は高いといえば高い?地価と同様どこまで下落が続くのやら。

Favart様

また間違いました!いつもご指摘ありがとうございます。

1951年1月19日の後、27日にマルケヴィッチ/フィルハーモニアで今度はブラームスのハイドンの主題による変奏曲を録音をしているのを面白く感じました。

オケ版の「聖アンソニー」はほかにトスカニーニとのライヴ盤(1952年録音、Testament SBT 3167、P2000)とカラヤン盤(1955年録音、CMS 7 63456 2、P1990)がありますが渾身のライヴ盤が抜群です。

8月4日、夢中人

526.ハイドンの「聖アンソニー・ディヴェルティメント」

name: Favart - 2003年08月02日 22時33分49秒

運良くカール・ハース/LBE/デニス・ブレインのレコードを見つけました。(LBE plays HAYDN VOL.1---米DECCA DL 4066、Parlophone録音、10インチ盤、CDは未復刻では?)
この曲は始めて聞きましたが、第2楽章が例のブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の「主題」なんですね。LBEのブレインは相変わらず好演奏です。同じレコードの裏面にやはりカール・ハース/LBEのハイドンの「ディヴェルティメント ト長調」が入っていますが、こちらのホルンはブレインのディスコグラフィー載っていないので別の奏者なのでしょう。デフレのせいかこんな貴重な外国レコードもたったの500円。思わぬ拾い物でした。

500円!信じられない!

ペティット/山田さんの伝記、付録ディスコグラフィーにあるSP盤(1949年12月28日録音、Parlophone SW8120-1)のLP化ですね。マーシャルの「デニス・ブレインのレコード」では‘DBの参加未確認’とありますが同日行われたヘンデル/2本のクラリネットとホルンのためのトリオ序曲でサーストンやペイエとともにデニス・ブレインの名前がクレジットされていること、また何より演奏を聴けばブレインであることは明らかです。

さらに同じ日に収録されたハイドン/プリンス・オヴ・ウェールズ行進曲も小太鼓やトランペットも入る楽しい曲です。 

8月3日、夢中人

525.コッポラ指揮のパヴァーヌ

name: Favart - 2003年07月26日 21時47分28秒

結局のところコッポラ指揮のパヴァーヌのオケはLSOのような気がしてきました。
ホルンのヴィブラートと思っていたのは実は他の楽器で、ホルンはノンヴィブラートのようです。冒頭のホルンのソロはユニゾンで他の楽器が一緒に鳴っていて、ホルンのヴィブラートのように聞こえました。また、オケの他の楽器、特に管楽器はフランス系ではない気がします。特にフルートはイギリス流に聞こえます。
DANTEのCD(コッポラ・コレクション、全8巻、11CD)の解説で「ロンドンでのコッポラ/LSOの演奏会の後で、あの有名な英HMVの代表者であるガイスバーグ氏はコッポラに仏グラモフォン社の芸術支配人になることを勧め、1923年にコッポラはこの職を受け入れた。」とあります。その後、コッポラは仏グラモフォンに多くの録音を残しています。私にとっては特にマルセル・モイーズの参加したオケの録音がお宝となっています。ガイスバーグとコッポラに感謝!です。
ギャムブル氏のA.ブレインのディスコグラフィーではラヴェルの� 屮僖凜 璽漫廖↓◆峪匐,繁睨 廖↓�「道化師の朝の歌」およびドビュッシーの�ぁ嵬訌朸福�Nuages」がコッポラ/LSO/A.ブレインとされています。� 銑�は上記「コッポラ・コレクション」に収録されていて、録音年月日は��1927.10.14(CTR 3200-1)、��1927.10.14(CTR 3201-1)、��1928.6.7&3.6(CT 4041-3)となっています。�△魯�ャムブル氏資料では1927.10.12です。録音場所は記載されていませんが、第2巻「ラヴェル」のCDの表紙に「PARIS 1927-1934」とありパリ録音かもしれません。

オーブリー・ブレイン(1893-1955)のLSO時代の演奏はまだ若くてバリバリの頃の録音ですけれどもどれも時代的なものなのでハンデがありますよね。でもギャムブル氏によるとホルン吹きから指揮者となったエドワード・ダウンズのように「オーブリーの音色はデニスより美しい」という人もいるとか。

昔間違えることがつきものだったホルン演奏を芸術的なレヴェルに引き上げた最初の一人であり細管ピストン式ホルンに最後までこだわり続けた大音楽家でありました。

Testamentの発売第1号(SBT1001、P1990)、ブラームスの三重奏やアルトゥーロ・トスカニーニ/BBC交響楽団のやはりブラームス/交響曲第2番やメンデルスゾーン「夜想曲」(1935、1938年ライヴ録音、SBT1015)でその妙技を堪能出来ます。

ジャン・ドヴェミー (1898-1969)とほぼ同時代の人でもあります。

夢中人

524.コッポラ指揮のパヴァーヌはA.ブレイン?

name: Favart - 2003年07月23日 23時48分42秒

S.ギャムブル氏のA.ブレインのディスコグラフィー(オーケストラ編)を見ていたら、コッポラ指揮のパヴァーヌ(CTR 3200-1)が入っていました。過去ログ(103、104、106)で話題になりましたが、まさかコッポラ/LSO/A.ブレインとは思っていなかったので、驚きました。もちろんSPレコードに演奏者は書かれていませんのでS.ギャムブル氏は何らかの根拠でこの録音がLSO/A.ブレインと判断しているのでしょう。私はこの録音を以前からCDで聴いていてフランス系のオケと思っていました。KAZUさまはドヴェミ説(104)。私はドヴェミではなくフランス人の(あまりうまくない)別の奏者ではないかと思っていました(106)。ヴィブラートつきの演奏はほんとにA.ブレインなのでしょうか。休日にもう一度じっくり聴いてみようと思います。


523.ホルスト☆惑星

name: 夢中人 - 2003年07月21日 22時56分58秒

残念ながらデニス・ブレインの録音はありませんが、父オーブリーが録音を残しています。マイケル・ショートの「グスタフ・ホルスト、その人間と音楽」(オックスフォード大学出版、P1990)にその際のエピソードが記されています。

「1923年夏から秋にかけて、ホルストは前年から始めていた「惑星」の録音を完成させるためにコロンビア・グラモフォン社(現在のEMI)のスタジオにやってきた。金星と水星は8月23日、天王星は8月24日、火星と土星は10月30日、海王星は11月6日に収録。

当時の窮屈なレコーディング・スタジオでの録音は大変で演奏者たちに相当な緊張を強いるものだった。娘のイモージェン・ホルストはあるセッションの後、帰ってきた父がベッドの階段を上がれないほど疲れていたことを覚えています。

当時は録音を編集することは出来ませんでしたので、レコードの各面はミスなしに録音されなければなりませんでした。金星の最初にある剥き出しのホルンのソロは、あの有名なオーブリー・ブレインが完璧に演奏できるまで少なくとも13回は録音されました。スタジオが窮屈なのがまさにその理由でした。」


522.「水上の音楽」-続々

name: Favart - 2003年07月20日 22時23分47秒

夢中人様、毎度のご教示ありがとうございます。
64でカラヤン/PO/D.ブレインの「水上の音楽」のことを書きましたが、ハーティ指揮の「水上の音楽」はカラヤンのような演出過多&自己陶酔的ないやらしさを感じない素朴な演奏です。そして、「Air」の後半のホルンのロングトーンがとてもいい音です。(この音はホルンでは比較的出しやすい音なのかもしれません。)
ハミルトン・ハーティ[1879.12.04-1941.02.19 ]指揮の「水上の音楽」は晩年の録音とのことですので、LPOのホルンは夢中人様の言われるようにチャールズ・グレゴリーの可能性が高いと思います。
私の持っているレコードはLPですがハーティの没年を考えるとオリジナルはSPなのでしょう。日本コロムビア「不朽の名作シリーズ」ZL-3010(10インチLP盤)で、SPらしきノイズは全くありません。ちなみにこの「不朽の名作シリーズ」にはマルセル・モイーズやマルセル・ミュールの録音もあります。
20世紀フォックス映画の「ジェーン・エア」(1944)、聴いてみたいと思います。


521.伯父アルフレッド・ブレイン

name: Favart - 2003年07月19日 19時32分47秒

のハイドンの協奏曲を某レコード店で聴きました。(ジャンセン・オーケストラ、米Capitol P-8137)1950年録音ということはアルフレッド65歳の演奏でしょうか。独特の丸みのある音色で、消音器をつけたようなややこもった音でした。
伯父アルフレッドは「1944〜52年製作の20世紀フォックス社の映画音楽のほとんどで聞くことができる」とのことです。「南太平洋」は'58年、「慕情」は'55年だそうで、もう少し前には何があったんでしたっけ?
ハーティ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の「水上の音楽」を久しぶりに聴いてみました。ホルンがなかなかいい音です。誰でしょうかね。

Favart様

20世紀フォックス映画にはオーソン・ウェルズ、ジョーン・フォンティーン主演「ジェーン・エア」(1944)で馬車が館に入るシーンでホルンとトランペットによるファンファーレが鳴り響いていました。

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(LPO)で1933年から1948年までの録音であればチャールズ・グレゴリーが首席奏者かと思います。LPOのトランペット奏者から作曲家となったマルコム・アーノルドが彼のために協奏曲第1番を書きました。初演は1946年12月8日。指揮はエルネスト・アンセルメ、オケはLPO、場所はコヴェント・ガーデン歌劇場でした。

7月20日、夢中人

前へ | 過去ログメニューへ|次へ