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第310話「米国のアル」
 ナチ・ドイツから亡命したオットー・クレンペラーがアルフレッド・ブレイン(1885-1966)が在籍中のロス・アンジェルス・フィルハーモニックを指揮したもの、であれば楽しいな。
2024年10月6日15時29分

第309話「ウィーンのもう一人の巨人/フランツ・コッホ」
 デニス・ブレインの伝記に1955年2月1日、BBC講演リサイタルでヒンデミットの4本ノホルンのためのソナタを英国初演を行った。この曲はもともと1953年にウィーン交響楽団(VSO)のホルン奏者のために書かれたものであった、との記述があります(過去記事→ここ)。

 インターネットのWikipediaやヒンデミット財団によれば曲は1952年に作曲、1953年6月にVSOのメンバーが初演したとあり、だとすれば当時(1948から1962年にかけて)ヘルベルト・フォン・カラヤンが指揮台に上がり活躍していた頃のVSOの首席奏者でウィンナ・ホルンの使い手フランツ・コッホ(1910-1982)に思いを馳せたところ…。


 ともかく情報が無く、唯一あったウィーン観光局のサイトからも削除されて写真の1枚も無いのは西郷隆盛並み。弟子にギュンター・ヘーグナー(1943-2018)がいたことぐらいしかわからない。

 録音データの記載はありませんが audite のフリーダウンロードにカラヤン/ウィーン交響楽団のロ短調ミサが公開中。第11曲クオニアム、思わず笑みがこぼれます。
 
2024年10月6日 10時42分

第308話「フルトヴェングラーとメニューインの友情の証」
 ウィルヘルム・フルトヴェングラーとユーディ・メニューインの友情の証として1953年4月に録音されたベートーヴェンの3曲。オリジナルのLPは、ヴァイオリン協奏曲が HMV ALP 1100とロマンス2曲がメンデルスゾーンの協奏曲(BPO)の埋草で発売された HMV ALP 1135。CD時代もSACDとなって漸く1枚物となりました。








 私のお気に入りはロマンスの第1番ト長調。曲の最後でデニス・ブレインがド(G)の音を思いっきり鳴らします。
2024年9月23日 10時11分

第307話「さらなる巨人/ゴットフリート・フォン・フライベルク」
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のゴットフリート・フォン・フライベルク(1908-1962)のリヒャルト・シュトラウスの第2番。

 まさかですけどオーストリア放送局(ORF)の録音技師は、録音レベルを上げてなかったのかしら。

シュトラウス/ホルン協奏(狂騒?)曲第2番






2024年9月3日 21時34分
第306話 祝日本フェンシング・チーム本場欧州勢を撃破/シュトラウス組曲「町人貴族」〜フェンシングの先生
 2024パリ・オリンピックにおける我が国フェンシング・チームの活躍を祝し、リヒャルト・シュトラウスの組曲「町人貴族」から剣術(フェンシング)の先生でお祝いだー。

 前にも申したように、剣術の奥儀はただ二つ、突け、突かれるな、これさえ覚えておけばよい。先日、明白なる証明をしてごらんに入れたように、敵の剣をあなたのからだの線からはずすことさえ知っていれば、相手に突かれる心配はない。それからほんのちょっぴり手頸を動かせばよい。内側へなり、外側へなり。
岩波文庫 モリエール作、鈴木力衛訳「町人貴族」より

 Wiliam Lover, trombone
 Horace Barker, trumpet
 Eric Harrison, piano
 Dennis Brain, horn
 Thomas Beecham, direttore
 Royal Philharmonic Orchestra
 Abbey Road Studio No.1, London, March 29th, 1947
2024年8月3日 18時21分

第305話 アナトール・フィストゥラーリ、トマ/歌劇「ミニョン」序曲
 ケルさんが一押ししていたミニョン序曲。デニス・ブレインと恐らくリュシアン・テヴェでしょう。スタイルの違う二人の至芸を聞きましょう。

   
ナショナル交響楽団 (1945.9.7)パリ音楽院管弦楽団 (1950.2.17)
2024年7月6日 15時11分

第304話 リスト/交響詩「前奏曲」
 シルヴェストリのものがどちらかというとシルヴェストリを聞くものであるのに対し、ガリエラのものはレコード録音が生んだオーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団を聞くのに相応しい。中にティル・オイレンシュピーゲルのようなソロがありますが、デニス・ブレインは真に絶妙。

 Columbia 33SX 1013、1953年1月24日、4月10、11日 キングスウェイ・ホールでの録音です。
出たらいいな「アルチェオ・ガリエラの芸術」

ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」 1947年3月録音
フランク/交響曲ニ短調 1948年3月録音
ベートーヴェン/交響曲第7番 1950年2月録音
ボロディン/交響曲第1番 1955年4月録音

ヴェルディ/「アイーダ」第1幕への前奏曲 1953年1月録音
ヴェルディ/「運命の力」序曲 1953年1月録音
ヴェルディ/「ナブッコ」序曲 1953年1月録音
ヴェルディ/「椿姫」第1幕への前奏曲 1953年1月録音
ヴェルディ/「椿姫」第3幕への前奏曲 1953年1月録音
ヴォルフ・フェラーリ/序曲「スザンナの秘密」 1956年6月録音
ヴォルフ・フェラーリ/「マドンナの宝石」セレナード 1957年1月録音
ヴォルフ・フェラーリ/「父親学校」間奏曲 1957年1月録音

ファリャ/組曲「三角帽子」 1946年6月録音
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲 1947年2月録音
レスピーギ/ローマの泉 1955年3月録音
ビゼー/組曲「カルメン」 1956年11月録音
ラヴェル/ダフニスとクロエ第2組曲 1957年1月録音

ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1919年版) 1947年9月録音

R.シュトラウス/ドン・ファン 1946年4月録音
R.シュトラウス/ホルン協奏曲第2番(録音未了)ホルン:デニス・ブレイン 1947年9月録音
リスト/交響詩「前奏曲」 1953年4月録音
ワーグナー/ジークフリート牧歌 1957年1月録音 (STEREO)
R.シュトラウス/ドン・ファン 1957年1月録音 (STEREO)

 2024年6月8日 9時40分

第303話「韃靼ラーメンとタルタルソース」
Y「新開地駅の立ち食い蕎麦屋に「韃靼ラーメン」ってあるらしいよ」
R「韃靼?北海道だよね。海峡もあるじゃない」
Y「江戸時代に間宮林蔵が調査した間宮海峡のこと?韃靼といえば音楽の世界じゃモンゴルの遊牧民を指すんだけど。Polovtsian Danceかな」
R「司馬遼太郎の「韃靼疾風録」じゃ韃靼は満洲民族の筈よ」
Y「ダッタン人はポロヴェツかタタール人。海老フライにつけるタルタルソースもタタールの由来らしい」
R「タタール人って海老フライ食べてたの??」
B

 1954年11月8日録音
2024年5月25日 11時22分

 
第302話(削除)
 

第301話「S. ロビンソン&ナショナル交響楽団/花のワルツ」
 ホルン吹きには外せない曲。Decca K 1142-44。1945年1月26日に組曲で録音され、1947年3月7日に第3面が再録音されたもの。デニス・ブレインの方は1945年1月26日はセントラル・バンドの米国演奏旅行中。1947年3月7日は在ロンドン。スタンフォード・ロビンソン(1904-1984)は「フィルハーモニアを作った人々」に名前を連ねていませんが、プロムスで複数回ブレインの協奏曲の伴奏指揮をした人です。
 
2024年5月11日 15時19分

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