スイスのバーゼル放送アーカイブから1956年ルツェルン国際音楽祭でのヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団(PO)のライブ演奏が飛び出してました。「世界で最も録音されたオーケストラ」と言われるもののブレイン時代の PO のライブ録音は極めて珍しく、同じ音楽祭(1954)でのフルトヴェングラーとの第9に続く大録音です。
フィルハーモニアを作った人々の一人、ジョージ・ウェルドン(1908-1963)が1956年3月から5月にかけて録音したバレエ「眠れる森の美女」の全曲盤。オリジナルは、Columbia 33SX1095/6、1958年に廉価盤(Classics for pleasure)CFPD 4458で再発され、1988年6月に同じ番号でCD化したもの。
バレエ全曲はかなり長いので、普通はカラヤンの組曲で十分かもしれませんが、なんたってウェルドン盤はステレオ録音。第2幕冒頭の第10番 Entr'acte et Scéne の4本の狩のホルンはウェルドン盤でしか聞けません。