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第210話「再びルツェルンの第9」
 ルツェルンの第9が「過去最高音質」で登場。2014年11月26日先行発売予定のSACDhybrid(CD&SACD共用ディスク)包みオビ+日本語解説書付きの国内仕様輸入盤(長い…)には『レコード藝術』誌1955年3月号で初出の演奏を(生で)聴いた日本人の手記を掲載!だそうです。

うちの貧相なステレオ装置でもさらに良い音で鳴ってくれるのかなあ!

2014年10月22日 21時31分

第209話「祝!スコットランド独立住民投票否決」
 ここ数日のまさかの展開に世界が固唾を飲んで見守っていたスコットランド独立住民投票。多くの人々が様々な立場でこの結果に胸を撫で下ろしたことでしょう。キャメロン首相の「胸が張り裂けそうだった」発言にはグッときました。

2014年09月19日 22時44分

第208話「≪真夏の夜の夢≫より夜想曲」
 ペティットによるデニス・ブレインのディスコグラフィー「ソロ及び室内楽作品」に掲載された夜想曲が漸くCDとなりました。13枚組の<初回完全限定生産盤>ですって!
 クーベリック盤は Dennis Brain, The Horn player のクレツキ盤(1954年録音)より1分以上短くなんか忙(せわ)しない。フルートもクレツキ盤の方が美しく響きます。ブレインの独奏は甲乙つけられませんが、クーベリック盤(1952年)はブレインのスゥーッ(thhsp)!というブレスを克明に捉えています!
2014年08月26日 19時56分

第207話「THE KING STEPS OUT」
 山田さんの訳されたブレインの伝記『奇跡のホルン』第5章にクライスラーの≪王の一歩≫をアレンジする、という件(くだり)があって、一度聞いてみたいものと思っていました。

 1936年、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督によるアメリカ映画で原題が THE KING STEPS OUT、邦題が≪陽気な姫君≫。その音楽をフリッツ・クライスラー(1875-1962)が作曲したというもの。

2014年08月11日 21時21分

第206話「ラロ≪イスの王様≫序曲」
 アンセルメかポール・パレーのレコードでしか聞いたことのないオールド・ファンには懐かしいフランス音楽の粋を居ながらにして知られざる名演奏に自由にアクセス出来ることを本当に感謝しなければなりません。しかももう一人のホルンの巨人、ルシアン・テヴェのソロも聞けるのですから!

 
2014年07月29日 22時07分

第205話「リヒャルト・シュトラウス≪4つの最後の歌≫ライブ録音」
 1956年6月20日、ロイヤル・フェスティバル・ホールでのライブ録音に素敵なコメントが…
 ヘルベルト・フォン・カラヤンは≪4つの最後の歌≫の順序を変え、演奏が「9月」のエンディングの名手デニス・ブレインによるソロで終わるようにした。
 折しもカラヤンとフィルハーモニア管弦楽団は、キングスウェイ・ホールで18日から29日にかけてヴェルディの≪ファルスタッフ≫を録音中。その間、1度だけ行った演奏会をウォルター・レッグとEMIが珍しくも録音していたというもの。当日のプログラムは次のとおりです。
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ブラームス:交響曲第4番ホ短調

   1996年『カラヤン全軌跡を追う』音楽之友社 より
 このボックスにはミサ曲ロ短調 のクオニアムや≪フィデリオ≫から「悪者よ、どこへ急ぐのだ!…来たれ希望よ」などブレインを語るに外すことの出来ないアイテムも入っています!
2014年07月09日 21時47分

第204話「カラヤン・ドイツ音楽集(1951-1960)」
 EMIがWarnerとなってヘルベルト・フォン・カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団の録音が一挙に最先端のリマスターで登場しました。特に1955年5月に録音された悲愴、未完成、ブラームスの第2、第4、ハイドンの主題による変奏曲などステレオ最初期のもの。オリジナルの状態の良さが感じられます。
「実験的ステレオ録音〜ヒストリカル・ノート」
2014年06月22日 20時37分

第203話「デニス・ブレインのカラー動画」
 亡きケル・モセンさんが、若い頃見た記憶があって探し求めていたエディンバラ音楽祭のカラーニュース映画。10年ほど前に英国パテが利用者の登録を前提としてweb公開、現在では自由に閲覧出来る状態にあります。

 パテの説明では1953年のものとなっていますが、1954年9月1日のハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮NDR管弦楽団との演奏会に先立って行われたリハーサルで収録されたもの。ニュースに出ているロッシーニの歌劇≪オリー伯爵≫は1954年に上演された、というのがスティーヴン・ギャンブルさんの説です。

 ペティットの伝記ではデニス・ブレインは同年同日、エディンバラ音楽祭でハンブルグ放送交響楽団(NDR)とヒンデミットの協奏曲を演奏した、とあります。

FESTIVAL IN EDINBURGH

2014年04月18日 23時16分47秒

第202話「頑張れ浅田真央選手」
 いよいよ今夜、それも最終滑走で「集大成」が披露されます。浅田選手の苦悩と努力は多くの人が知るところですので、心から応援しています。どうか悔いの無いよう頑張って下さい。

 明日のフリーの曲はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調。1990年のアルベールビル冬季オリンピックで伊藤みどり選手が第3楽章のサビのところで3回転半ジャンプを決めて銀メダルを獲得した思い出の名曲です。

 英国のオーケストラは、この曲をとても得意にしていて、デニス・ブレインがソロを吹いた録音もアイリーン・ジョイス、モーラ・リンパニー、ゲザ・アンダ、ベンノ・モイセイヴィッチ、ウージェーヌ・マルリーニと5種類もあります。
2014年02月19日 23時19分40秒

第201話「ステレオの第9」
 ペティットの伝記でその存在が明かされていたベートーヴェンの≪合唱≫のステレオ版。1955年7月25日から29日までの5日間、あのウィーン・ムジークフェラインザールでウィーン楽友協会との共演で録音され、第3楽章の4番ホルンのソロもデニス・ブレインが吹いていると伝えられているものです。
ステレオ版素晴らしいですね。一番のお気に入りは第2楽章で、舞台右側のティンパニと左側のブレインが掛け合いになるところ。この点においてブックレットの最終ページにあるオーケストラの配置図、とても興味あります。

KARAJAN OFFICIAL REMASTERED EDITION

第九、ウィーン録音
2014年02月16日 19時41分44秒

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