820.ドリーブ/バレエ音楽「シルヴィア」 | |
name: | 夢中人 - 2004年08月31日 23時39分57秒 |
ブレインのディスコグラフィーにオランダ放送協会(ヒルヴェルスム)のシューマンとデュカの録音(1956年7月6日)があります。数年前オランダ音楽祭の歴史的録音がまとめてCD化された時に入るのではと大いに期待したのですが入りませんでした。演奏にキズでもあるのかしら。 最近もっぱらレコードを探しては聴いています。今日は1年でも特別な日なのでロバート・アーヴィングの指揮したドリーブのバレエ音楽「シルヴィア」をかけました。 聴きどころはやはり第1幕第3曲「狩りの女神」。最初に聞えてくる狩りのホルンはミュートがかけられます。フランスの奏者のようなヴィブラートはもちろんないですがとても柔らかい音色でした。ファンファーレの箇所は例によって4本が4本ともとてもよく鳴らすので胸が熱くなりました。 録音は1954年4月27日と29日、キングズウェイ・ホール。同じ日、アビー・ロード・スタジオでマルケヴィッチとペトリューシカや鋼鉄の歩み(プロコフィエフ)を入れています。相変わらずの忙しさですね。 |
819.カール・リヒター/ミュンヘンバッハ | |
name: | CATO - 2004年08月30日 1時00分47秒 |
オランダへ5日間出張で行ってきました。5日のうち4日は曇りと雨でした。 今回はスキマの半日もなく、アムステルダムへは行けず、仕事のみ(当たり前!?)で疲れました。最初のホテルが林の中にある静かなところで、パソコンを会社と繋ぎながら、ウォークマンでバッハを聴いていました。 さて、今回はかなり前にLPで買っていたけど最近CDも買ったカール・リヒター/ミュンヘンバッハの三枚組みを持って出かけました。例えばブレインの入っている録音と比べて、極めて厳しい画期的な歴史的録音であることを再認識しました。私のお気に入りはブランデンブルク第三番です。ブランデンブルク第一番をはじめ第一ホルンはバウマンです。合奏の中のバウマンは上手いですでね。安定しています。バッハブームまでブレインが生きていれば、いろんな合奏団の録音に呼ばれていたでしょう。 |
818.シューマン/アダージョとアレグロについて | |
name: | 夢中人 - 2004年08月23日 22時43分09秒 |
817のシューマンの録音に関する部分を訂正したく存じます。詳しくはブレイン四方山話をご覧願います。 |
817.デュカ/ヴィラネル(Columbia DB 3300)聴きました | |
name: | 夢中人 - 2004年08月19日 1時26分57秒 |
木下さんにデニス・ブレインのアレキサンダー・ホルンによるソロの初録音、デュカのヴィラネル(Columbia DB 3300)を聴かせて頂きました。録音日は1952年4月19日、場所はアビー・ロード第3スタジオです。 果たしてSPレコードのヴィラネルはLPやCDのヴィラネルと同じ演奏でした。つまり録音は1度きりで伝記本文のデュカとシューマン録音年月は失礼ながら著者の誤り、というのが私の結論です。 同じ日(1952年4月19日、22日)に録音したワーグナーもCD化されていて聴くことができます(EMI CDH 5 65201 2、P1994)。レオニー・リザネック、ウィルヘルム・シュヒター指揮「さまよえるオランダ人」のアリア3曲で難しいホルンのソロがあちこちに入ります。録音場所がキングズウェイ・ホールとなっているのでブレインはまたお疲れのところの移動だったと思います。 英グラモフォン誌1958年10月号にノーマン・デル・マーが3ページにわたる追悼文とディスコグラフィーを掲載しました。それによりますとデュカとシューマン(DX 1867)は当時まだ現役盤で、2曲をカップリングしたLP(HQM 1033)はまだ出ていません。ともかくEMIは1962年までSPレコードを1962年までカタログに載せていたといいますから。 こんな訳で木下さま、お蔭様で積年の疑問が解けました。本当にありがとうございました。ブレインがそこで吹いているような迫力に鳥肌が立ちました。感激です。 |
816.再び「ホルン信号」 | |
name: | 坂本直樹 - 2004年08月13日 16時15分20秒 |
早速にありがとうございます。調べずにパソコンに向かって記憶で書いてるからダメですね。 小沢征爾指揮ロンドン交響楽団の演奏(1975年ザルツブルク音楽祭ライブ!考えてみると凄い。誰が吹いてるんでしょう)では変奏は続けて演奏されます。終楽章はこれしか聞いたことがなくて、どうもあの「隙間」に違和感がありました。でも、考えてみるとモーツァルトのディヴェルティメントとか変奏ごとにすこし間をとる演奏は聴いたことがあるような気がします。でもあの録音は何だか「ホルンの出るところだけ」つまみ食いに録音したみたいに聞こえてしまいます。 4楽章はこれまで国内盤のLP・CDで出たことはないのではないでしょうか。結局、楽章全部の録音ではないからでしょうか。
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815.「ホルン信号」4楽章 | |
name: | 坂本直樹 - 2004年08月08日 22時50分05秒 |
ヤフー・オークションで、mszpapaさん出品のSOTONE社のディスクを買いました(落としました)。ハイドンの終楽章が入っています。 1.変奏の合間の空きは何?変奏だから? 2.なぜこれまで1楽章だけで、4楽章は収録されないの?去年の夏まで4楽章の録音があるなんて知りませんでした。2・3楽章はないのですか? 3.他の3人の写真も素敵。フルダブルは1人だけ。短い管の楽器ですね。 4.ハイトーン・f♯の輝きは感動します。
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814.Favartさんへ | |
name: | CATO - 2004年08月08日 2時58分15秒 |
ヴェスコーヴォの録音は聴いていません。私のささやかな二番集に加えてみます。 さて、ガーベンの今回の本は、なんというかABMの選んだ人生の辛さが伝わってくような本です。辛いが誰にもできない大きな綱渡り仕事を行なったガーベンならではの記載が貴重です。オスカー・ピーターソンと懇意であったこと、イタリアミッキーマウスクラブ会員であったことなど、私にとっては新発見が多い本です。他にも伝記があるようですが、基本的なものはイタリア語、あるいはドイツ語のようで残念です。 ワイン選び(ホテルのワイン庫で数時間!)も、勿論ピアノ選びにも妥協など無縁な、理解を絶する完全主義者で、しかも会社にとって金の卵である芸術家を担当する苦労は、サラリーマンなら察しが少しはつきます。著者はピアニストでもあるので、指使いの解説も充実しているようですが、私には残念ながら別世界で、読み流しです。 グラモフォンレーベルのモーツァルトは、芸術的解釈の対立を避ける為!?に著者ガーベンがABMによって指揮に選ばれた録音です(これのいきさつも面白いです)。 この本の白眉は付録というには貴重すぎるCDの中の最初のトラックです。ガーベンのピアノ伴奏でABMがよく通る大きな声で朗々とモーツァルトの20番の第一楽章を弾き語り!しています。しかもこのトラックは15分もあります。イタリア語がわかれば(そうでなくとも)、これはABMファンにとっての宝の一つに間違いありません。CD付録のほかのトラックは既発売分のダイジェストです。EMIにお義理で残した謝肉祭よりも、移籍後の謝肉祭が優れていることの理由・・・キリがありません。 とにかく、面白い本です。翻訳はどうも堅くて、句読点が不自然で私には流れよく読めません。原本はドイツ語です。 本を読むにつけ、これを書くにつけ、日本で二回も(一回は私の急用。二回目は恒例のキャンセル)大ABMを聴き逃した悔しさで一杯です。 |
813.「マーラー4番/クレツキ」 | |
name: | Favart - 2004年08月07日 23時49分09秒 |
こんなレコードです↓。ステレオ録音(1957年)なんですね。 http://... ジャケット裏面に曲目解説でなく録音年月日、場所と録音に参加した楽団員のメンバー表が載っていたらどんなに役立つことか! |
812.CATOさんへ | |
name: | Favart - 2004年08月07日 23時37分08秒 |
809 モーツァルト/協奏曲第2番はヴェスコーヴォの録音もいいですよ。 1回目の録音(1950年代)は個性的で好みが分かれるかもしれません。2回目の録音(1972年エラート)は個性が薄まった分、より多くの人に受け入れられると思います。天国的とでもいうのでしょうか、音色が柔らかくふわっとしたところがいいです。 オーブリーの2番(Batten指揮)も聞きましたが、テンポを大きく変化させる演奏で曲の流れが不自然に感じます。 バボラークがモーツァルトを演奏したら彼の本質が見えるかもしれませんね。 810 『ミケランジェリ-ある天才との綱渡り』は貴重なCDつきのようで聞きたくなりますが自重しています。モーツァルトの協奏曲第20番は著者との録音?他にも未発表録音満載なのでしょうか? 811 ミケランジェリがブレインをどのくらい意識していたか気になります。ヴァイオリンのイダ・ヘンデルさん(POとの録音あり)はブレインをよく覚えていらっしゃるようでした。(昨年のサイン会でうかがいました。) |
811.[810]の補遺 | |
name: | CATO - 2004年08月07日 14時19分34秒 |
著者はコード・ガーベンというピアニスト且つドイツ・グラモフォンのディレクターです。 さて、POとのラベルの録音に関して、次の記載はあります。クライバーとの録音のときミケランジェリが直接団員と意見交換したことは下のとおりですが、PO/グラチスとのラベルのときも団員との直接やりとりを行なった。団員にフレージングの指示も行なった。このフレーズを直接打ち合わせた中にブレインがいたことは確実でしょう。ただしこのとき、親友でもあった指揮者グラチスは、皇帝録音の時のクライバーのように、ヘソを曲げなかったとのことです。 |