730.演奏会プログラム3点 | |
name: | 夢中人 - 2004年03月10日 22時41分47秒 |
オーブリー・ブレインに関する演奏会プログラムを追加しました。 1912年5月24日、タイタニック号犠牲者追悼コンサート 1935年5月24日、ヴィクトリア女王誕生日コンサート(国王陛下・妃殿下ご列席) ![]() 1956年4月30日、デニス・ブレイン管楽器アンサンブル結成10周年記念演奏会のプログラム・ノート→こちら |
729.アラン・シヴィル―地味 | |
name: | CATO - 2004年03月09日 2時46分40秒 |
ブレインの参加が記録されていて彼の音がする室内楽はすばらしいです。ただ、余りにも彼に集中しすぎて、音楽全体を味わうことを忘れる傾向がありますが。Op.20が無いのも(録音はあるはずなのに)誠に残念です。 たとえば、アラン・シヴィルでモーツァルトの協奏曲ほか(testament SBT 102)を聴くと、ユニークさではブレインの比ではありません。地味です。 同じCDのトラック12にメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」のノクターンがありますが(1961録音)、シヴィル以下のPOのホルンはすばらしいです。POの編成は弦も少なめで録音用に考えられていたといいますが、こじんまりした編成での堅実なホルン群が味わえます。 |
728.ハース/LBEのベートーヴェン/ロンディーノ(遺作) | |
name: | Favart - 2004年03月07日 22時09分42秒 |
ブレインはたくさんの録音を残していますが、どうしてこの曲を録音してくれなかったかと悔やまれます。まさにブレインにぴったりの曲だったのではないでしょうか。 だいぶ前にハース/ロンドン・バロックのベートーヴェンOp.71、Op.103のホルンはブレインでなく、アラン・シヴィル、アルフレッド・カーシュー、イアン・ビアズの3人の内の2人とのことで残念に思いました(306、2002.12月)。最近さらにハース/LBEのレコード(PYE盤)を聞いてみると、Op.71、Op.103の他にロンディーノ(遺作)とマーチNo.1〜No.3が収録されていました。特にロンディーノはホルンの柔らかな音色がぴったりの曲で、これぞブレイン向きです。 ブレインがいなくてもハース/LBEの落ち着いた演奏は好感がもてます。けれども、この録音ではブレインがいなくてハースも残念だったことでしょう。このレコード「BEETHOVEN:WIND MUSIC」は例のごとくハース自らの解説つきです。 |
727.タックウェル賛 | |
name: | CATO - 2004年03月07日 13時31分39秒 |
LP族の投稿も一段落のようで、また冴えないパソコンCD族から一言。最近、端末をナショナルの旧い重低音ラジカセからBOSEの****に替えました。甦りました、というか、こんな音だったのか?という感慨も経験しています。一つはタックウェルです。やはりこの人はブレイン後の典型と再認識しました。前にNHK TVでの演奏を「実演でこれほど吹けるとは」という投稿がありましたが、抑制のある馬力で通していて、割っているというよりは自然に心地よく割れていて、昔の狩のホルン吹きの末裔を思わせて、そんなに細切れ録音はしていないのではと思わせるような立派なCDばかりです。 ブリテンのセレナーデを今発注しています。 |
726.RPO退団後の録音 | |
name: | 夢中人 - 2004年03月07日 11時40分44秒 |
ペティット/山田さんの伝記259ページにデニス・ブレインが「ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ(RPO)退団後もレコーディング・セッションにごくたまに参加を続けていた」というくだりがあります。 これは素晴らしいホルンの独奏があってわざわざビーチャムが指名した訳ですから1954年4月7日(デニス・ブレインが出演した最後のRPO演奏会)以降録音されたレコードでどれがそれにあたるかを考えるのは楽しい作業です。 ワーグナーの「神々の黄昏」から「ジークフリートのラインへの旅」(1954年4月20日録音)がブレインの演奏であることは周知のことですが今日シューマンの劇音楽「マンフレッド」(1954年12月録音)を聞いていて素晴らしい箇所(第2部)を発見しました。 マーシャルの本に載っていないのでどうかと思いますが素晴らしく柔らかい音です。バイロンの原作を読みたくなりました。 |
725.すみません | |
name: | Favart - 2004年02月29日 1時56分48秒 |
第4楽章と第5楽章を間違えました。夢中人さまのおっしゃるとおりでした。第4楽章がホルン4本、第5楽章がK287でホルン2本でした。このLPレコードは楽章ごとにトラックを分けていないので第何楽章かが分かりにくいのです。しかも、こんな編曲があるとは! ビーチャム70歳の記念録音とのことで自らアレンジしたそうです。大指揮者となるとモーツァルトも真っ青!(モーツァルト曰く「省略したメヌエットが気に入らぬか!ビーチャム君。」)
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724.ディヴェルティメント第2番ニ長調K.131 | |
name: | 夢中人 - 2004年02月29日 0時21分24秒 |
マイケル・グレイのビーチャム・ディスコグラフィーやDuttonのCDLX7037の解説などから総合しますとビーチャムのK.131はメヌエット−トリオがカット。第4、第5楽章の順序を逆にして第5楽章にはK.287のメヌエット−トリオが挿入されています。ややこしいです! とするとFavartさまのLP盤にはビーチャムがフィルハーモニア管弦楽団のデビュー演奏会でホルン・パートの4人に微笑みながらウィンクを送った、という逸話で有名なホルン四重奏を伴うメヌエット−トリオが含まれないことになりますが実際はいかがでしょうか? ちなみにDuttonのCDによるK.131はI.Allegro, II.Adagio, III.Allegretto, IV.Menuetto - Trio I - Trio II - Coda, V. Menuetto and Trio (from Divertiment in B flat K.287), VI. Adagio - Allegro molto - Allegro assaiの順です。 マイケル・グレイやジョン・ハントの説明は代用した曲がヘ長調K.247のメヌエットとあり混乱します。 |
723.ビーチャム/RPOとのディヴェルティメント第2番K.131 | |
name: | Favart - 2004年02月28日 22時11分33秒 |
前々から気になっていた録音をようやく聞くことができました。ホルン4本の他にフルート、オーボエ、ファゴットと弦楽器の曲です。録音は1947年11月28-30日と1948年1月4日。例のK.287(720、721)の録音から4ヶ月後に録音を開始し、6ヵ月後に終了したことになります。K.287を録音した後でビーチャムが録音したくなったのではないでしょうか。しかもK.131の第5楽章のメヌエット-トリオとK.287のメヌエット-トリオはとても良く似た曲です。K.131のレコードの解説には「この楽章はK.287に由来している。(Andrew Porter)」と書かれています。作曲年代はK.131の方が5年古いので不思議ですが。26才のブレインの音色は柔らかくのびやかでモーツァルトにぴったりです。モーツァルトとロイトゲープに聞かせてあげたい気がします。このレコードにはヘンデル/ビーチャム編曲の「The Great Elopemennt(抜粋)」が入っていてこちらもブレイン参加とのことです。 (レコードは米RCAのLP盤 LHMV-1030,オリジナルはSP盤) どこからか葉噛みする音が聞こえてきそうです。すみません。<(__)> EMI「20世紀の大指揮者たち/サー・トーマス・ビーチャム」の2枚の写真ははじめて見ました。ブレインの横顔もハンサムですね。 |
722.サヴァリッシュ/POとのR.シュトラウス(33CX1491) | |
name: | Favart - 2004年02月27日 23時57分50秒 | 運良く-1N(第2番)、-4N(第1番)で手に入れました。CDでも聞いていましたが、やはり33CXはいい音でした。録音は1956年9月22、23日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(ビーチャムの1947.7.11&12もアビーロードですね)。自由自在、バリバリのブレイン、堂々とした貫禄の音です。第1番の方はガリエラ/POとの1回目の録音から9年後の録音になります。演奏の方は甲乙つけがたいですが、私の好みとしては1回目の方です。のびのびしていて自然なところが好きです。 721のボイド・ニール/NSOとの「後宮からの誘拐」序曲 。 夢中人さまのおっしゃるとおり録音が実に良いので驚きました。SP盤ですがLONDONのffrr録音で低音から高音までクリアな音です。トライアングルの音が生々しく、SPでこんな音が出るとは!「ナポレオン・ソロ」なつかしいですね。「怪傑ゾロ」なんてのもありましたが。「元々ふたつの楽章のみで・・・」。 残念なことです。「ラインの黄金」、「アンタール」のブレインのソロ、聞いてみたいですね。「アンタール」はコッポラ/ソシエテ/ヴィエルモ(?)/モイーズ(?)も聞いてみたいです。 |
721.ボイド・ニール/NSOとの「後宮からの誘拐」序曲 | |
name: | Favart - 2004年02月27日 0時08分21秒 |
ホルンの出番があまりない曲ですが、曲の後半でブレインのソロが聞こえます。華やかな曲の中でブレインは控えめで端正な演奏をしています。ボイド・ニールの指揮は颯爽としていて現代的です。録音は1947年1月(?)。NSO解散直前の録音。演奏のレベルは高いのに残念なことです。この年は5月にガリエラとのR.シュトラウス第1番を録音していて戦後の演奏活動が活発になってきた時期なのでしょう。[London T-5442, SP盤] 720の夢中人さまご紹介のディヴェルティメントの録音もちょうどこの時期ですね。ビーチャムとのK.287の録音があるのは知りませんでした。この録音は放送音源でしょうか?6楽章のうち2楽章しか録音が残っていないのでしょうか?ペティットやマーシャルの本になぜ載っていないのでしょうか?(質問攻めですみません。)
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