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310.謹賀新年

name: 夢中人 - 2003年01月01日 17時08分23秒

明けましておめでとうございます。

デニス・ブレインによるモーツァルトの協奏曲(全曲)が録音されて今年で50年になります。これを機により一層親しまれますように。また未発売の曲がひとつでも正式に出ますように。

今年もよろしくお願い致します。


309.ブレインのモーツァルト

name: Favart - 2002年12月31日 18時46分49秒

を聴きながら今年は蕎麦打ちを無事終了。味の方はこれから・・・。
夢中人さま、今年はFavartの質問攻めでお手数をおかけしました。
夢中人さまをはじめ皆様に貴重なお話をうかがう事が出来、ますますホルンが好きになってしまった1年間でした。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。


308.ヒチコック「知りすぎていた男」

name: CATO - 2002年12月30日 13時27分09秒

 今日明け方までTVでこの映画を見ていました。この1956年の名作で、シンバルに合わせて外国の首長を狙撃しようとする、後半山場の有名なシーンがあります。ロイアルアルバートホールでロンドン交響楽団が演奏している最中での犯行計画ということになってますが、この場面で有名な演奏家の映像が見られるんでしょうか? 
 また、ブレインの映像がオーケストラ全体のなかでチラリとでも見えるような記録はあるんでしょうか?

ブレインの映像については、かって「ドイツの放送局にある」とか「エディンバラ音楽祭でジークフリートのホルン・コールを吹くニュース映画がある」などと噂には聞くのですが、いまだかつてベートーヴェンのソナタの映画以外見たことがありません。BBCが1996年5月17日(誕生日)に放映した「アーカイヴ発掘/デニス・ブレイン」はロンドンのナショナル・サウンド・アーカイヴで貸し出されているので、いつかきっと見てみたいですね。

映画ではアメリカでレーザーディスクにもなったオッフェンバック「ホフマン物語」のサウンドトラック(RPO/ビーチャム、1950年)や、テレビ放送によるグラインドボーン音楽祭「コシ・ファン・トゥッテ」(1951.7.23)、古くはクラウン映画制作社による「沿岸警備隊」のヴォーン・ウィリアムズによるサウンドトラック(RAFオーケストラ/ミュア・マシーソン、1942年)などもあります。 夢中人

307.ロンドン交響楽団1980年来日公演

name: 夢中人 - 2002年12月29日 22時29分53秒

教育テレビ「思いでのシンフォニー」見ました。チェリビダッケがアンコールで見せた「ダンス」やオーケストラにも聴衆にも全くおもねることがないところも良かったですが、やはりモーリス・マーフィ(Tpt)やデニス・ウィック(Tb)、アンソニー・キャムデン(Ob)といった管楽器の名手たちが凄かった(トランペットの右端に座っていた禿げのお爺さんも!)。ホルンはジェームズ・ブラウンとアンソニー・チデルだと思ったんですが違うかな?ジョン・フレッチャー(Tub)の顔がベルに隠れて見えなかったのが残念でした。


306.ハース/ロンドン・バロックのベートーヴェンOp.71&Op.103

name: Favart - 2002年12月28日 23時04分00秒

ブレインはいるかなと思って聞いてみましたが、残念!ホルンはブレインではないようです。このホルンはいったい誰でしょう?夢中人さま、ご存知でしたらご教示ください。全体としては良い演奏ですがホルンがブレインだったらどんなにすばらしい演奏になったことかと悔やまれます。ちなみにOp.103はM.Moyseがマールボロ音楽祭で指揮、録音した曲で、私にとって思い入れひとしおの曲なのです。

アラン・シヴィル、アルフレッド・カーシュー、イアン・ビアズの3人のうち2人です。多分八重奏曲の1番は、シヴィルの音ですね。ロンドン、クリックルウッド、セント・ガブリエルでの録音、日付は不詳でした。クラリネットにジャック・ブライマーやスティーヴン・ウォータース、バスーンにセシル・ジェームズらおなじみの名前が見えます。 12月30日 夢中人

305.「ルツェルンの第九」を聴いて

name: 仮面ライダー王蛇 - 2002年12月28日 11時45分25秒

 念願のパソコンを買って、昨日は本当にはじめての投稿でした。しかも、「レコ芸」に載ったこんなに有名な夢中人さんからお返事を頂けるなんて大変うれしく思いました。興奮して、夜なかなか寝付けなかったくらいです。(大げさでなく本当の話)
 私は、完璧だけれどもどこか欠点のある人間に「理想」を感じます。ブレインは音量の貧しさが唯一にして最大の欠点と常日頃から思っておりましたので、昨日のような書き込みをしたわけです。
 そこで「ルツェルンの第九」(TAHRA FURT1054/1057)を夢中人さんや大山さんの観点から聴きなおしてみました。お二人の言われていることは全くその通りだと認識を新たにした次第です。指揮者最晩年の「ラテン的な明澄さと造形感」(喜多尾道冬氏の言葉)とブレインのピュア・モルトな感性が非常にうまく溶け合わされていて、聴きながら目頭が熱くなってきました。もしも
両者ともあと数年長生きしていたなら、シヴィル/クレンペラーではなく、ブレイン/フルトヴェングラーのモーツァルト:ホルン協奏曲全集のステレオ録音という空恐ろしい演奏が音盤に刻まれたでありましょう。
 私は一つのことに“夢中人”になれない中途半端な人間ですのでブレインについても普通の興味しかなかったのですが、これからはもう少し夢中になって聴いてみようかと考えました。
 他にもいろいろとお伺いしたいことがありますが、長くなるのでここまでにしたいと思います。
 質問はこの掲示板にしてよろしいのでしょうか。

こちらこそはじめての投稿を頂き光栄です。デニス・ブレインは、レコード録音の多さだけでなく、放送や映画、伝記本、ディスコグラフィーといったさまざまの媒体を通じて、年齢や社会的地位、住んでいるところ(国)などの隔たりなく語り合える稀有の存在と言えます。掲示板による発見もあり楽しいです。 12月29日 夢中人

304.ビーチャムやRPOのこと

name: 夢中人 - 2002年12月28日 9時51分46秒

サー・トーマス・ビーチャムは、他と重複しながらも自分のオーケストラの首席にデニス・ブレインを据えて重用し、「ホルンのジークフリート」というあだ名をつけたほどですが、逆にブレインはビーチャムのことをどう思っていたのでしょう?

アラン・ブラックウッド著『サー・トーマス・ビーチャム』(Barrie & Jenkins、1994)に、デニス・ブレインがビーチャムとの演奏における特別な喜びを語る部分があります。

「トミー(ビーチャム)との限られた演奏に優るものはありませんでした。音楽は毎回作り直されました。彼はそれをとても愛し、楽しむのです。ほかの誰かと違いましたね。」

モーツァルトやベートーヴェン、バラキレフ、シベリウスといった交響曲などでロイヤル・フィルハーモニー(RPO)とフィルハーモニアの録音が重複して残されていますが、確かにビーチャムの演奏は表情がより生き生きしていて、楽しいものが多いです。

良き伝統。RPOは、その後の録音でも大概乾いた音を出すロンドンのオーケストラの中では一番色彩的だと思います。


303.音量

name: 大山幸彦 - 2002年12月28日 1時50分51秒

私もブレインは音量はあまりないと考えますが、
そもそも最近のホルンが音が大きすぎだと思います。
元来の音はもっと可憐だったと思います。
私は弦や木管より太くならない音で演奏するよう注意してます。


302.初めての掲示板

name: 仮面ライダー王蛇 - 2002年12月27日 13時50分51秒

 ブレインって音量があまりないような気がします。

仮面ライダー王蛇さん、書き込みありがとうございました。音量を、ということでしたらウィルヘルム・フルトヴェングラーとの「ルツェルンの第9」を是非お聴き下さい。ブレインの吹くモーツァルトとシュトラウスは音色も音量も全く違っていて、同じ人が吹いているとは思えませんね。楽器や曲、楽章(もっと小さい単位でも)によって千変万化の表情を見せる、やはり天才だと思います。クリーヴランド管からパリ管に行ったマイロン・ブルーム、若い頃のバリー・タックウェルもそうでした。仮面ライダー王蛇さんの理想のホルン奏者は誰ですか? 夢中人

301.もし父を失うならば〜イドメネオ

name: 夢中人 - 2002年12月27日 9時26分07秒

イギリスから1951年6月30日グラインドボーン音楽祭ライヴ、モーツァルト/歌劇「イドメネオ」K.366(SYMPOSIUM 1274 & 1275)届きました。

1994年にEMIのCD盤と同時に出版された「録音されたグラインドボーン」(Paul Campion & Rosy Runciman共著、Julia MacRae Books)には7月2、3日のスタジオ録音のみ触れてあり、それに先立つライヴ録音のことは記載がありません。EMIは前年(1950年)の「コシ・ファン・トゥッテ」をライヴ録音してレコードにしたのと同様に、1951年もテープを廻していたけれども、結局スタジオ録音(抜粋)も行ってそちらがレコードになった、という事のようです。

1950年の場合もそうだったのですが、時折指揮者フリッツ・ブッシュの喋(唸)り声や出演者が舞台を動き回る足音が聞こえて、とても臨場感があります。聴き所は、やはり第2幕第2場のアリア“もし父を失うならば”。このアリアのホルンのオブリガードは、伝記で語られている「コシ」の“お願い、許して恋人よ”ほど有名ではありませんが、他の木管楽器と伍して吹かれるアンサンブルが素晴らしいです。タックウェルのモーツァルト・ホルン作品全集にも入っていました。



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