イヴォンヌ夫人

青い記念標識

旧デニス・ブレイン宅

伝記の写真と同じ丸顔で、とてもシャイな感じの方でした・・・

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ハムステッドの旧宅近影

旧宅玄関(青い標識除幕日にスティーヴン・ギャンブル博士撮影)

写真提供:山田淳さん、みきちょさん、スティーヴン・ギャンブル博士(英国)

 デニス・ブレイン伝(Dennis Brain A Biography by Stephen Pettitt)を翻訳出版(邦題『奇跡のホルン―デニス・ブレインと英国楽壇』、1998年春秋社)された山田淳さんは、1999年6月、英国での多忙なお仕事を精力的にこなす傍ら、 ホルン工房パックスマンで伝記原著者スティーヴン・ペティットとの面会をされたのち、ロンドン近郊ハムステッドはフログナルにあるかつてのブレイン一家の住居や、イヴォンヌ夫人宅を訪問されました。 その際撮影されたイヴォンヌ夫人が常に傍らに置いておられるデニスのポートレートをはじめ、パックスマンのショールームに展示されているデニス・ブレインの珍しい写真等を「憧れのデニス・ブレイン」に親しく提供していただきました。 本当にありがとうございました。ここに夢中人との一問一答とともに掲示させていただきました。

>イヴォンヌ夫人はお元気なのでしょうか。

昨年(1999年)、Pettitt氏からの紹介でその日に電話してお伺いしたのですが、 当惑しながらも優しく迎えて下さいました。 デニスより5つくらい年下のはずですので、73歳位 になっておられたと想像しますが、お元気そうな御様子 でした。伝記の写真と全く変わらないイメージで、丸顔 の、とてもシャイな感じの女性です(写真に写ることは 最後まで固辞されました)。他方で、折から英国も欧州 統一通貨に加入すべきか否か国内で議論になっていたの ですが、イヴォンヌ夫人は「絶対反対。英国は英国で あり続けるべきです!」と、強い信念を述べていたのが 印象的でした。

>枕元のかわいい子供たちは誰なのでしょうか。

イヴォンヌ夫人の娘サリーの子供たちで、 いわばデニス直系の孫にあたります。 左が長女のサマンサ、右が長男のアンドリューといいます。 写真には写っていませんが、次男にトーマスという子 もいるそうです。 皆「なかなか音楽的」ということで、ピアノは全員が、 サマンサはヴァイオリン、アンドリューはクラリネット を習っているということでした。

>以前ブレインの姪御さんが香港フィルハーモニー管弦楽団で ホルンを吹いておられる、と聞いたことがあるのですが、 本当なのでしょうか。

直接会ったわけではないのですが、いくつかの 話が符合するところでは、Tina Brain という名前で、 兄レナードの娘さんにあたります。千葉馨先生は以前 ご本人に会ったことがあるようです。Farquharson Cousins が書いた「On Playing the Horn」という本に、 彼女がモーツァルト4番のロンドをホルン・デュオに 編曲した手書きの楽譜が載っています。


デニス・ブレイン巡礼ブレイン家系図ゆかりの地を訪ねて、この一枚のイヴォンヌ夫人、みきちょさん提供の青い記念標識 もご覧下さい。

last updated 2004/2/15