Y 忘れざるルシアン・テーヴェ Z
掲示板(151-160)
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160.ORTF
投稿者:大山幸彦 - 2001年08月15日 22時45分08秒
今朝のクリュイタンス・ORTF!
すごかった!
演奏の完成度・スタイル・テク、いずれも現代より数段上!という感じでした。
コルの主席はルイ・クルティナ氏。多分この録音のころに引退した名奏者です>ボノーから「思い出」という実に可憐な小品を献呈され、フランセにかのクインテットを依嘱したかれは、テヴェ・デュヴェミ全盛期にロータリー(コーンか昔のアレキ?トトロさんいかがでしょう?)でフレンチ・スタイルを追求した(流麗なヴィヴラート、ここの掲示板では先生のパヴァーヌがよく話題になりますが、彼のもいいですよ)彼。白髪ながら矍鑠とした風貌にじーんときました。
彼がロータリーを使用している理由はわかりませんが、同世代のピストン巨匠デュヴェミとは一線を画していたと思います。以前も書きましたが、デュヴェミも見方によっては異端で、ペナブルやヴィエルモの戦前の伝統的スタイルとも違います。むしろ、僕にはクルティナのほうがペナブルあたりの音に似ている気がしました>(もちろん、そうした伝統的美とデュヴェミのきり開いた境地を兼ね備えてるのがテヴェ先生ですが)
この映像では彼が意図的に最低限楽器を統一してるかにも見えました。
展覧会では2番にソロ吹かせてましたね。
後、各管楽器について軽く。
フルート:ご存知名手デュフレーヌが吹いてます。楽器はルイロのはず。ここに関してはSONOREさんのところをご覧ください。他も同門のかたがたのはずです。
オーボアのゲーテリュック氏、バッソンのプレッシェ氏も素晴らしい。もちろんファゴットではなく「バッソン」です。
金管はオーベルタン(かコルトア)の細管が絶妙!特にトロンペットのヴァイヤン氏はすごかった!普通ピッコロを使うところをなんなくc管でやってました。
バスは伝統のサクソルン・バスでした。6ピストンで、3番が2.5音下がるシステムです。
クリュイタンスの確実ながら決してプッシュしない指揮はまるでテヴェ先生のデタッシェそのものです!にこにこしながら表情をみごとにつけていくそのすごさ。。。彼の死でゴーベール、ヴォルフ、デゾミエール、アンゲルブレシュト、セバシチャンなどの語るようなスタイルがほぼ死に絶えのでしょうね!(アメリカにいったロゼンタールとオランダにいったフルネを除いて)最後にちらとでたクレツキにはそうした豊な繊細さがなく、多分そうした外国の指揮者によってスタイル、特にデタッシェが画一になり、音量が要求され、フランスのオケは個性をうしなっていったのでしょうね。
また当時50−60位のヴェテランが多いのにもびっくりしました。多分60年代に多くの奏者が急に引退したので伝統(とくにアンゲルブレシュトによってきたえられたドビュッシイなど。アンゲルとデゾは特にドイツを嫌い、その影響を排除しようとした。ラヴェルはこれには賛成しかねていた。尤もフランス的な指揮者二人が尤もフランス的な作曲家の演奏にたいして慎重だったのはこのせいもあると思われる)が上手く引き継がれなかったでしょうね。この映像の10年後、マルティノンのころにはすっかり別のオケになったのではないでしょうか(クルティナの後任フルニエのころにはすでに急速に伝統がなくなり伝ったのでは?)
事実64年のクレツキのころにはトロンボーンのソロが細管(楽器はオーベルタン?コルトア?
モーリス・スザン氏?)から普通の楽器(ドウエ氏)に変わってました。
やはり、ソシエテ同様、ORTFも50年代までが全盛期で、60年代後半から70年代前半に一気にくずれちゃったのかな。。。
159.NHK BS2
投稿者:大トトロ - 2001年08月15日 0時48分59秒
14日の朝もショルティ指揮フランス国立放送管弦楽団で
マーラーの「復活」を放送していました。
但しホルンはみんなロータリーを使っていましたが、
全然バラバラな楽器を使っていたのには、さすがフランス
だと思ってしまいました。(残念ながら各奏者については
存じ上げません)
ビデオ録画できないのが残念です > KAZUさま
158.ORTFの演奏
投稿者:KAZU@こるにすと - 2001年08月14日 21時47分44秒
某フルート掲示板の情報でBS-2でフランス国立放送管弦楽団の放送があるとのことです。(8:05〜9:00)
8/15はクリュイタンス指揮で「ダフニスとクロエ第2組曲」があるそうです。
指揮は8/15がクリュイタンス&クレツキ、8/16がマルケヴィッチとのことです。私はBSがないので見れませんが、ある方は必見です。Corはクルティナ?フルニエ?それとも…もしどなたかビデオ録画する方がいらしたら後日見せていただけませんか!
157.KAZU様
投稿者:大山幸彦 - 2001年08月13日 16時55分40秒
それはぜひ聞きたい!
cento
soli
って100人のソリストという意味ですよね。なんか凄い名前、、、
たくみ様。
もうひとつ、ピストンはロータリーと違って楽器の抵抗が少ないですから横隔膜で息を押し出す速度がかなり速くなりますよ。
昨日は私が唯一興味あるスポーツ・女子マラソンですっかりハイになりました。
ではまた。
156.新ネタ入荷
投稿者:KAZU@こるにすと - 2001年08月12日 23時02分54秒
KAZU@こるにすとです。久々の書き込みです。
先日ギャルド研究家の木下氏から貴重な情報をいただきました。
私も学生時代に「ペトルーシュカ」の録音を聞いて以来興味のあった謎の覆面オケ”Cento
Soli"(セント・ソーリ)管弦楽団の実体はソシエテとのことでした。そしてこのオケ名のラヴェルの録音があり、その中にパヴァーヌも含まれていました。録音を聞きましたが、ソロはまぎれもなくテヴェでした。これが氏が言っていた9つの録音の未確認の最後の録音かもしれません。テンポ設定が速め(6分ジャスト)で大変美しい録音です。私が聞いた中では、ロザンタール、フレイタスブランコ、ルコントの録音と並ぶ名演と思いました。
155.札幌の旅
投稿者:たくみ - 2001年08月10日 13時59分59秒
たくみです。北陸へ戻りました。車で1000kmの移動はしんどかったっす。
ロータリーを吹いている時は、音程に自信があったのに・・・(笑)
ことごとく音程が高くなって悲しかったです。
アパチュアは、少しずつですが直していきます。
トリトンへは行けなかったのですが、
健全な(本当)ススキノの夜を堪能させていただきました。
ありがとうございました。
154.たくみ様。昨日はご苦労様でした。
投稿者:大山幸彦 - 2001年08月07日 22時04分26秒
昨日、たくみさんがサッポロにわざわざきました。ピストンに変えたばかりなので、基本的な違いを確認しにきたのですが、面白かったことを2つ書きます。
1、本当にピストンはソルフェージュが問われる。
特に吹奏楽などで大きく高めの音で吹くのになれてると、どんどん上がっていきます。
2、アパチュアをうんと広げなくてはいけない。
確かにピストンは細管ですが、マウスパイプは普通のロータリーより広めです。つまりかなり円筒形に近い。アパチュアを「絞らず」に息を楽に早いスピードでどんどん送り込む必要があります。
たくみ様。また冬にでもやりましょう!
ところで、KAZUさんもお疲れさま!
153.多分手の持ち方です
投稿者:大山幸彦 - 2001年08月05日 23時19分00秒
写真のナヴァッセ氏のような手であれば、(私もちかい)その角度でもいいでしょうが、通常の形の右手だと支えずらいかもしれません。
どうしても右手の補助が必要の場合、手をまっすぐにして、親指を立てて、親指の先端と人差し指の腹の2点で支えるのはどうでしょうか?「お椀」を作らなければ明るい音になるはずです。実はこれガンティエ氏の右手でした。
腹はなんとも、、、現在なんとかメーターをきりたいと思っておりますが、明日はたくみさんが札幌にくるから暴飲暴食だろうな。(たぶん最強の回転寿司「トリトン」)
では今宵は失礼します!
152.自己レス
投稿者:大トトロ - 2001年08月05日 22時49分40秒
ホームページ:ltbbs8.html
先ほどの続き、、、
楽器を立てすぎると、例えばベルがお腹についてしまうとか(笑)
ベルをお腹で塞いでしまうとか(苦笑)
失礼しました
m(__;)m
上記URLの写真を参考に致します
151.私も、、、
投稿者:大トトロ - 2001年08月05日 22時34分15秒
・・・170cm・95kgなので「大トトロ」に戻しておきます(爆)
閑話休題
早速のアドバイスありがとうございました。
楽器を立ててみる方向で持ち方を検討したいと思います
私の過去数種類の試奏したフランスものの楽器は本当にベルが後ろに
くるような感じなので、楽器を立てるとさらに持ちにくそうに感じた
のですがどうなのでしょうか?
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