憧れのデニス・ブレイン

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550.愛猫の誕生日、9月9日、に

name: CATO - 2003年09月09日 20時33分01秒

「間違いありません!」という夢中人師匠のお墨付きをいただいて、猫ともどもhappyです。それにしても、すごい音楽家二人が1957年に録音で出会っていたもんです。指揮者デ・グラチスもこれで歴史に残りました。ゴ〜〜ンという濁らないミケランジェリの低音は、ブレインのバーーンに通じるものがあります。


549.凄い録音

name: CATO - 2003年09月08日 12時20分25秒

Rachmaninoff Piano Concerto No.4 Gracis(10 Mar 57)とRavel Piano Concerto in G Gracis(8 Mar 57)でのミケランジェリは凄いとしか言いようがないです。Rachmaninoffでは背筋の寒くなるような切れ味の箇所が溢れています。Ravelの方は、管にも出入りのタイミングと、音の決め方に名人芸を要求しますね。ブレインといえども緊張を強いられたのでは。この歴史的録音関するエピソードについての記事はどこかにありますか?
なお、いくら記録があっても、どうもマーラー4番ショック(Brain or Civil)が尾をひいて、さすがブレインと素直に思えなくなってしまっています。

ラヴェルでのデニス・ブレインのソロを気を良くしたミケランジェリは再びフィルハーモニア管弦楽団との協演を望んでいた、といいますので間違いありません!

蛇足ですが録音場所がアビーロードでこれがミケランジェリだけでなくソロモンやアラウ、ギレリスといったEMIの大概のピアノ協奏曲の録音がキングズウェイ・ホールではなくアビーロード・スタジオで行われたことに気がつきました。

因みにブレインのモーツァルトとヒンデミットはキングズウェイ・ホール、シュトラウスはアビーロード・スタジオでの録音です。

夢中人

548.ミケランジェリのPO録音 (ブレイン参加)など

name: Favart - 2003年09月07日 23時23分03秒

としては例の2曲ですね。
Rachmaninoff Piano Concerto No.4 Gracis(10 Mar 57)
Ravel Piano Concerto in G Gracis(8 Mar 57)
こちらもシルヴェストリ/POと同様、最後の年の録音(EMI)。

ミケランジェリは本当に録音が少なく、CATOさん入手の廉価盤には初出の録音がたくさん収録されているのではないでしょうか。15枚組はすごいですね。スイス・ロマンド(SP録音?)、読響との録音ははじめて知りました。1965年の読響は日本初来日の時の録音でしょう。残念ながら手持ちの資料に載っておらず、ホール、当日のプログラムは分りませんでした。読響の定期演奏会ではなさそうです。


547.(欠番)


546.訂正(543)ほか

name: CATO - 2003年09月07日 2時34分44秒

543:曲目変更は、大阪でのことを新聞で読んだ記憶みたいです。ご指摘有難うございます。それにしても、もう30年も前ですか。彼53歳の時です。彼は1920年1月5日生まれで、デニス・ブレインより1年上です。晩年大阪でも演奏会の予定がありましたが、これはドタキャンで、音楽事務所からその旨電話が入りました。

もう少し15枚組について。
ベートーヴェン、ソナタ3番(1949、1987)、ソナタ32番(1988、1990)。スカルラッティ、ソナタ(1969、1988)。リスト、協奏曲第1番(1941 スイスロマンドと、1965 読響と東京で、と記載。読響の管の力演が伝わってきます)。これら作曲者以外のも、変遷が辿れて興味深い盤です。レパートリーの少ない彼ならではの15枚組です。


545.一部訂正(542

name: Favart - 2003年09月06日 21時16分45秒

1973.10.20のミケランジェリの演奏会はベートーヴェンとシューマンの他にガルッピのソナタ 第5番ハ長調(第1曲目)がありました。イタリア協奏曲の予定が急遽ガルッピに変更されてがっかりしたことを思い出しました。アンコールは1曲目の繰り返しでした。
CATOさんが聞こうとしていた演奏会は1973.10.25の大阪フェスティバルホールのBプロだったのではないでしょうか?私が聞いたのもBプロなので。
1973.10.23京都会館はCプロでイタリア協奏曲は入っていません。


544.痛恨はCATOさんだけでない!

name: Favart - 2003年09月06日 20時53分13秒

実はミケランジェリのことで漫画家の砂川しげひささん(言うまでもなくクラシックの大ファン)とメールを交換したことがあります。砂川さんには無断ですが私信を公開させていただきます。
<砂川さんのメール>
「ミケランジェリは、たぶんFavartさんが聴かれた73年のときだったと
思いますが、チケットがとれなくて聴けませんでした。

もう一回は、数年前、最後の来日の時です。
このときはチケットはとれたのですが、演奏当日、サントリーホールに
いきましたが、開演直前にドタキャンにあって、涙をのみました。

そして、翌年だか翌々年にマエストロは死にはりました。バチがあたったのです。」

とのことでありました。(ブレインからはずれて申し訳ありません)


543.Favartさんおひさしぶり

name: CATO - 2003年09月06日 19時59分20秒

Liszt Le Preludes (Jun 57)と思われる、PO 、1958 EMI Recordings LtdがCD8の一曲目です。あとはウィーンフィルとの演奏が主体です。録音は概ねいいです。残念、というよりも、シルヴェストリ節を聴かせる小品が小気味いいです。指揮者の真実は小品に宿る。ハチャトリアンとかファリャを聴いて、中学生の時の興奮が甦ります。

ミケランジェリは、京都の切符を買っていたのに、やむにやまれぬ事情で行けず、姉に切符を預けた記憶が甦ります。人生の痛恨事のworst 3に入るであろう悔しい思い出です。当日は彼らしく、凡人には判らない理由で、イタリア協奏曲をやめてガルッピに替えたとのこと。書くほどに悔しい。ちなみに、前のショパンコンクールで3位になったロシアの若い奏者がインタヴューで「今はメカニック優先で音楽は衰退してるんだ、もうミケランジェリ、リヒテルも死んでしまった」と言ってたことを、今度の15枚組を聴いて、思い起こした次第です。


542.ブレインのシルヴェストリ/PO録音

name: Favart - 2003年09月06日 19時26分38秒

CATOさん、お久しぶりです。
超廉価盤のシルヴェストリはPOとの録音も入っているのでしょうか?
ブレインの参加しているのは下記の6曲とのことです。
Liszt Le Preludes (Jun 57)
Mendelssohn Violin Concerto, Ferras (Jun 57)
Tchaikovsky Symphony No.4, No.5, No.6 (Feb 57)
Tchaikovsky Violin Concerto, Ferras (Jun 57)

ミケランジェリは幸運にもNHKホール('73.10.20)で聞いたことがあります。
ベートーヴェンのソナタOp.7、シューマンの謝肉祭の2曲と
アンコールはガルッピのソナタ第5番のアレグロでした。
磨きぬかれたピュアーな音色が忘れられません。

夢中人様
フルトヴェングラー/POの未復刻ライヴがあるとは珍しいですね。
フルトヴェングラー・ファンが知れば復刻も夢でないのでは?

全く驚きです。特に「ジークフリートのラインへの旅」には有名なジークフリートのホルン・コールがありますので興味深いですね。ロンドン、バービカン。新しい目的地となりました。

シルヴェストリのボックス(Disky DB 707432)にデニス・ブレインのリスト/前奏曲入っています。名演奏です。また最晩年首席指揮者を務めたボーンマス交響楽団とのヴォーン・ウィリアムズは聴くべきものがあります。

最後となる録音はエルガーとヴォーン・ウィリアムズという生粋の英国音楽。録音場所は歴史あるウィンチェスター教会が選ばれました。初日タリスの幻想曲が、2日目「スズメバチ」序曲が収録されたものの、誰もシルヴェストリが病気で力を使い果たしているのを知らない。

シルヴェストリは英国音楽を指揮するのに何の抑制も既成概念もない。それに向き合い、スコアを見て「かく演奏されるべきだ」と感じる。普通なら人に聞くようなことを望まない。ただ音楽の首根っこを掴んで、震わせる。

(シルヴェストリの挿話は、ICRC1995年秋、「プロデューサーの肖像/ブライアン・カルヴァーハウス」より)

【以前の投稿】
ORTF/シルヴェストリの「新世界」
コンスタンティン・シルヴェストリのこと

9月7日、夢中人

541.超廉価盤の楽しみ

name: CATO - 2003年09月06日 14時35分02秒

お久しぶりです。
掲示板が本来の姿にに戻っていますね。私は会社の昼休みに覗き続けて、ふ〜ん、へぇ〜と思える掲示を楽しんでいます。

さて、最近の印象的なCDといえば、シルヴェストリ10枚組とミケランジェリ15枚組です。過去からの追っかけコレクターが卒倒しそうな値段ですね。
シルヴェストリではなんといっても「ルーマニア狂詩曲」、ミケランジェリではスカルラッティ、リスト、ベートーヴェンンなどの録音の変遷が楽しめます。1988年のスカルラッティは澄み切って感動ものです。


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