420.ALTUS盤とオーディオ | |
| name: | 木下直人 - 2003年02月23日 9時27分25秒 |
ALTUSの第一回発売はクリュイタンス・PCOの幻想でした。この音源はキングがそれより以前にLP,CDで発売したものだったのですが、両者の音質の違いは歴然でした。ALTUS盤はやはり化粧を施した感じに思われます。しかし再生装置によってはALTUS盤のほうが良い、と感じることもあると思います。私自身は音質なんかよりも、この音源を発売してもらえただけで充分で何の不満もありません。特にALTUS盤にはアンコールのSAXのヌオーまで入れてもらえて、それだけでもダブって購入する価値は十二分にありました。私が一番気に入っている音質はキング盤のLP盤です。これは現在では中古盤市場で一万円近い値段になっています。最近EMIの「20世紀の偉大な指揮者」シリーズの中のクリュイタンス盤(72435710622)にこの幻想が入っていて聴いてみましたが、あのALTUS盤の化粧は取れているんですが、なんとなくパリ音楽院の音色ではないような雰囲気で物足りなさを感じてしまいました。この辺にCD化の難しさがあると思います。好きな音源は色々購入してみてお気に入りを見つける、と言うことでしょう。それが生涯の愛聴盤になるなら出費は安いものです。 オーディオも度を過ぎると大変です。一時間前から電気を入れて、ターンテーブルを回してその日の装置のご機嫌を伺いながら音楽を聴く。保守部品の確保と定期的なオーバーホールが必要で、さらには高価な初期盤を世界中にアンテナをめぐらせて見つけて購入する。英語でのやり取りに加えて輸送中の事故、相手のディーラーの不注意による品物の間違い、等、気の休まる時がありません。妻を愛すると同等の、再生音楽に対する愛情が要求されます。 私は好みのLPはCD-Rにして運転中にも聴きます。再生される音質には大きな差がありますが、音楽によって与えられる喜びは私にはどちらで聴いても同じです。 | |
419.ムラヴィンスキーの東京録音 | |
| name: | Favart - 2003年02月23日 1時17分39秒 |
宇野さんの話は間違っていないと思います。(音楽評でズレを感じる時はありますが。) ムラヴィンスキーの録音は悪いものが多く、東京公演の録音はムラヴィンスキーのベスト録音と言われています。宇野さん以外の方も言っているし、私もこの録音は当時の日本の録音技術を考えればすばらしい出来と思っています。(ただし、私はムラヴィンスキーのファンでないので他の録音は聴いていません。) ベートーヴェンの4番とショスタコーヴィチを同じ日に演奏したわけですが、ショスタコーヴィチは運良くNHKのFM放送をオープンリールテープでエアー・チェックすることができました。これまで何回も繰り返して聞いて来ましたが、数年前、ALTUSからCDに復刻され、ALTUSのCDも聞いてみました。よい音と思います。しかし、欲を言えば化粧を施して欲しくなかったと思います。私のテープの音はきれいな音ではないけれどリアリティ(生々しさ)があると思っています。CDを作る際に録音技師が音をきれいにしすぎるのが最大の罪であると考えています。 | |
418.二番搾り | |
| name: | 宮さん - 2003年02月22日 23時46分34秒 |
「マスターテープに忠実」だとか、「マスターテープの音に近づいた」とかいう宣伝文句が嫌いだ。一体、関係者以外のどれだけの人がマスターテープの音を聴けるというのだろう。 CATOさんが「シラフデこんなこと書ける掲示板」と書いた415の前のぼくの文章は珍しく象印じゃなかったキリンの“一番搾り”を飲んだ後に書き込んだものだった。“一番搾り”が世に出たとき「じゃあ今までのは何番搾りだったわけ?」と一人でつっこんでいたのが懐かしい。今のマスタリングの嵐は一番搾りが二番搾りになりさらには三番搾りになっていく過程を示している。SONYのSBMなんてもう二番搾りでしょう。 ぼくは、宇野功芳さんが大好きだが、氏の評にはたまに大ハズレがある。聴いて最高にがっかりしたのがALTUSから出されたムラヴィンスキー指揮のベートーヴェンの第4。宇野さんは、ムラヴィンスキーの音楽は「今までは到底マイクには入らないものとあきらめていた。それがこのCDには80パーセント以上もとらえられているのだ!」と「FMfan2001��2」で絶賛していた。しかし、「これが80パーセントかいな?」というほどの貧弱な音だった。たとえて言うなら、最高級の料理をレトルト・パックし、その後お湯で温めて食したようなもの。味は分かるが、大切な所が消えちゃっているのだ。事実、このマスタリングは賛否両論だったようである。私の考えでは、マスタリングによるものではなく元々の放送テープの限界であろう。ALTUSの他の復刻CD,例えばヨッフムのブルックナー等を聴いても同じ印象だったので。 やっと、デニス・ブレインのART復刻という話をしようと思っているところで、力が尽きた。夜中にパソコンに向かっている皆様、どうか身体にお気をつけを! | |
417.ミケルセンのベートーヴェン/七重奏曲 | |
| name: | Favart - 2003年02月22日 22時34分41秒 |
夢中人さま、「SPレコードの本」の件ありがとうございました。やはり、すごい本なのですね。(池野さん・・・のところはよく分りませんでした。) ところで、105「北欧、ホルンの父」で夢中人さまが紹介されている、イングベルト・ミケルセン Ingbert Michelsen (1917-1991) のSPレコードに今日めぐり合いました。夢中人さまは「ベートーヴェン/7重奏曲変ホ長調作品10 Columbia LDX 700610」と書かれていますが、「作品20、LDX 7006-10」が正しいのではと思います。レコードのミケルセンのつづりがMikkeisenになっていましたが、これはレコードの間違えでしょうか?演奏者はデンマーク国立放送管弦楽団のメンバーで、少しだけ試聴してみましたが、なかなか格調の高い立派な演奏でした。レベルが高い印象を受けました。 また、A.ブレインのブラームスのトリオも今日SPで見かけました。これも聞いてみましたが、良い演奏でした。同じ曲がLP(日本盤GR-33)でもありました。ルドルフ・ゼルキンのサイン入りLPで、「3.��.1965」の日付があります。筆跡鑑定しなければなりません。 この他にSPでビゴー指揮の「ミニョン序曲」、コッポラ/ソシエテの「Gretryのバレエ音楽」が見つかりました。「ミニョン序曲」のホルンはきれいなヴィブラートで魅力的です。(ケルさんのコレクションと同じものと思います。)「Gretry」は日本盤ですがホロマン教授のHPにも載っていないようです。 無論のことですが、上記のレコードを全て購入したわけではありません^^;。 | |
416.SPレコードの本 | |
| name: | Favart - 2003年02月22日 0時10分20秒 |
前から気になっているのですが、夢中人さまはこの本をご存知でしょうか。 内容をご存知でしたら教えて下さい。どんなレコードが紹介されているか興味があります。
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415.DVDで聴いたウィーン・フィルの音色 | |
| name: | CATO - 2003年02月21日 21時56分27秒 |
宮さん、変わりない論理的ご発言。尊敬いたします。そこで、何もかも所詮幻想など書くと、昔のフロイト、ラカン、岸田秀かぶれと思われそうだけど、この歳になると、ラカンの「命か金(カネ)か:『精神分析の四つの基本問題』参照」が変にリアルに感じられるわけです。おっしゃるように、例えば私にとってLSOの音とは、30年前大阪フェスティバルホールでの音で、昨年聴いた、東京オペラシティーのではありません。ましてやCDで聴くLSOは想像の素でしかありません。私はウィーン・フィルの生を知らないので、その音はブーレーズとフローリアン教会でやったブル8DVDです。 こう考えると、やはり生きてゆく動機って、ありえない実体への渇望なんですね。(注:シラフでこんなこと書けるこの掲示板に感謝) | |
414.テレビで聴いたウィーン・フィルの音色 | |
| name: | 宮さん - 2003年02月21日 20時48分51秒 |
録音について考えているところ、『レコード芸術』2003年3月号の「読者投書箱」欄P357に興味深い投稿が載ったので、それを俎上に話を進めてみたい。筆者は、新聞の投稿欄に載った「テレビで聴いたウィーン・フィルの音にがっかりとした」という内容の記事に対して次のように反論を加えている。 「テレビが一般放送で再現できる程度の音域や音色によるウィーン・フィルの音楽を聴き、その音をもって投稿してしまった人がいたという事実に唖然としたものです。その人は音楽を聴く環境に無頓着で音楽鑑賞をしてきたのでしょうが、はたしてそれで音楽に感動できていたのでしょうか。それとも、こんなことを言う私の耳がおかしいのでしょうか」 その通り、あなたはそんなことを言ってはいけない。(耳がおかしいとまでは言わない)つまり、極上のLPレコードで再生されたウィーン・フィルの音が果たして本物のウィーン・フィルの音色を再現しているかと言えば決してそうではない。では、ナマを聴けばいいのか?事はそう単純なものではない。ホールの違い、席の違いによって聴こえる音は違ってくるであろう。 ならば、本物のウィーン・フィルの音はどこにあるのだろうか。それは、各人の想像の中にしか存在しない。ということは、SPで聴くワルターの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の音色も本物のウィーン・フィルだし、AMラジオから聴こえてくるアバドとの録音もまた本物のウィーン・フィルなのである。それらの幻想の集合体がウィーン・フィルという実体を創造しているのであって、その逆では決してありえない。 ただ、オーディオ的により良い音で聴こうとする「努力」はあってもいい。ところで、「努力」ってなあに?それって、この場合、大部分が「お金」なんだよね。じゃあ、将来一戸建てに住んでオーディオ・ルームを持つという夢に向かって仕事を続けるしかありませんな。 人生は短い。あっという間。 | |
413.オーディオは安い | |
| name: | Favart - 2003年02月20日 23時58分57秒 |
と思います。自動車は10年、パソコンは5年たったらゴミではないですか。私が前に使っていたアンプは27年間使っていたし、レコード・プレーヤーは30年間使っていました。両方とも国産の中級クラスのものです。レコード・カートリッジは進歩が早く、何回も買い換えています。買い換えるたびに、音がよくなり驚きと感激の繰り返しです。たしかに住宅事情を考えると厳しいところがあります。でも、趣味の世界で少し贅沢?してもいいではないですか。人生短いのですから。あっという間ですよ!(今のアンプが私の最後のアンプになるかも・・・) | |
412.オーディオに無頓着 | |
| name: | CATO - 2003年02月20日 21時30分27秒 |
なのは、一つの粋がり、やせ我慢と「409〜411」を見て思います。レコード芸術を楽しむのは還元作業で、できる限り凝るのがいいとは判っていながら、住居、予算等の制約で、相変わらずパソコンとラジカセを繋いで聞いています。 私は祖父の形見の古い「軍艦マーチ」のSPを持っていますが、一度も鳴らしたことがありません。かつて、東寺の弘法市の露店でこのことを言ったら「高う買いまっせえ、持ってきなはれ」と言われたことがある代物です。それと、エンタツ、アチャコのヒストリカル銘盤である「漫才早慶戦」のSPも持ってます。これは大昔、手回し式の再生機で聞いたような気がします。 | |
411.古い録音を良い音で聞くには | |
| name: | Favart - 2003年02月19日 22時42分33秒 |
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SPはSPで、LPはLPで聞くのがベストと思います。 それほど高級な装置でなくても、少なくとも復刻CDよりは良い音で聞けます。 SPレコードはCDに比べ割高ですが、LPレコードならばオリジナル盤、希少盤を除きCD対比同等〜安価(500円〜3000円/枚)で購入できます。(ただし、外国録音の日本盤は音質が悪い事が多い。日本のレコード会社に配布されるマスター・テープが悪い?) 古い録音の復刻CDは音質が悪い事が多いと思いますが、その原因としては ��SPの場合はノイズ・カット。(音楽情報のカットになる。) �∧埆犬砲茲觚恐擦諒儼繊∀超福�(イコライザー調整、エコー、擬似ステレオなど) 最近聴いたPearlの復刻CD「DENNIS BRAIN」GEM0026(P1998)は最新のディジタル編集技術を駆使(イコライザー調整、エコー、擬似ステレオなど)したCDと思いますが、自然な厚化粧?が私にはどうも・・・。モーツァルトのK407(グリラーQ)はDUTTONのモノーラルの方が気に入っています。(もちろん、SPがベストでしょうがこれは高そう!) 夢中人さまがCDをメインに聴いていらっしゃるのをいつも不思議に思っています。
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