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200.外し

name: CATO - 2002年10月23日 3時16分15秒

 例えばアメリカのオケでは派手に外して即降格またはクビという話がありますね。ブヤノフスキーといえども外すんですね。
 多分同じ頃のレニングラード来日公演だと思いますが、チャイコフスキー5番の3楽章で、クラリネットが派手に悲鳴を上げる外しをやらかし(クラの場合も派手なだけに痛ましいですね)、それがTV、FMで繰り返し放送されたので、人ごとながらその奏者の行く末を案じました。
 落語なんかは生で聴くと、ある程度の時間の幅の余裕のため、外している、破綻している状態からの回復ぶりがまた味があって楽しいものですが、クラシックではその一キズのみがその夜の記憶として大きく残ってしまい、できれば外してほしくないものです。昔、外しまくる、というよりも、どう考えても、一人独自の調弦をしているような音のソロを繰り返すチェリストが居て、本人も気づいているにあせってそのまま突っ走った痛ましい演奏会がありました。思い返せば、こんなときのことのほうがいつまでも記憶に残ってしまっています。外しは生の人間が生の演奏をする限り付きまとい、ある面暖かくていいのかも。でも程度問題ですが。


199.ムラヴィンスキーの放送

name: Favart - 2002年10月23日 0時32分25秒

11/1(金)のNHK「ワンダフル・クラシック---指揮の芸術?」でムラヴィンスキー/レニングラード・フィルの映像(1983年カラー)が少しだけ放送されるようです。ムラヴィンスキーのほかにフルトヴェングラー/BPO(1950)、チェリビダッケ/BPO(1950)、メンゲルベルク/コンセルトヘボウ、ミュンシュ/チェコ・フィルもあるようです。また、11/2(土)には「クラシック・ロイヤル・シート」でエッシェンバッハ/パリ管のマーラー3番(2001.3?)があるとのことです。1950年のBPOのフルートはニコレかもしれません。もしかするとクエノン使用。


198.ブヤノフスキー異聞

name: 夢中人 - 2002年10月22日 23時51分21秒

ある方から1973年5月、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団大阪演奏会でチャイコフスキーの5番のソロをブヤノフスキーが外した、と伺いました。夢中人が聴いたショスタコーヴィチは完璧でしたので、その方とはお互い長い間違ったイメージを抱いてきたことになります。これも今や演奏の歴史上のひとコマと言うべきでしょうか。

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/トーマス・ビーチャムによる一連のCBS録音の相次ぐCD化で、いよいよデニス・ブレインのめぼしいレコードでCD化されていないものは1953年のブリテンのセレナードを除いては1957年5月にトマス・シッパースと入れたプロコフィエフ/第5やチャイコフスキー/第4交響曲くらいとなりました(EMI)。一番最後のスタジオ録音、カルロ・マリア・ジュリーニとのフランク/交響曲ニ短調は既にCD化済み(EMI CZS 7 67723 2 P1993)。

ライヴ録音ではご存知1957年エディンバラ音楽祭、8月24日のリサイタルは素晴らしい音質でCD化(BBC BBCL 4048-2、4099-2、P2000、P2002)。ほかにマーシャルのディスコグラフィーによれば同音楽祭、8月30日、ラファエル・クーベリックとのフィルハーモニア管弦楽団演奏会(ベートーヴェン/第5、ドヴォルザーク/交響的変奏曲、マルティヌー/ピアノ協奏曲第4番)もBBC録音があるのはちょっと気がかり。デニス・ブレインのいる頃のフィルハーモニアはレコード録音専用だから、という訳でもないのでしょうがライヴ録音が極めて少ないオーケストラでした。


197.デニス・ブレインのアレキサンダーB♭シングル

name: 夢中人 - 2002年10月21日 12時36分31秒

以前にもお知らせしましたが、きたる11月15日(金)、ロンドンはメリルボーンの王立音楽アカデミー、デュークス・ホールにてデニス・ブレインのアレキサンダー・シングルB♭ホルンが1957年9月1日の事故後修理復元されてから初めて公開演奏されます。1時5分からマイケル・トンプソンの独奏と指揮でモーツァルト/フラグメント、ホ長調、ハイドン/交響曲第31番「ホルン信号」など。5時5分からプーランク/エレジー、アーノルド・クック/アリオーソとスケルツォなど盛りだくさんのプログラム。また3時30分からメリルボーン教区教会で映画によるベートーヴェン/ホルン・ソナタ(1952年制作)も上映されます。入場料無料。私は行けません(泣)が、この日ロンドンにいらっしゃる方は是非お出かけ下さい。そしてお話を聞かせて下さい。詳しくは http://www.ram.ac.uk/events/ のサブメニュー Diary で!

Favart様、maru様、お言葉ありがとうございました。デニス・ブレインの残した知られざるレコード音楽、またそれに寄せるいろいろな方の熱い思いを伝えて頂く絶好の機会ですので喜んで取材して頂きました。


196.「レコード芸術」登場、おめでとうございます

name: maru - 2002年10月20日 21時58分17秒

レコード芸術、私も拝見させていただきました。
初めて夢中人さまのお顔をみることができて光栄です。
当然レコード芸術に紹介されて当たり前だと思っていたので、
今月か、今月かと待っていたのですが、やっと念願かないました。
自主制作されたCDも載っていました。
これを機会に、またたくさんの人がCDを手にされることを
期待しています。
たくさんの人に聞いて欲しい、すばらしいCDですからね。
これからも期待していますので、よろしくお願いします。
maru\(^-^)/


195.☆祝!「レコード芸術」ご登場!☆

name: Favart - 2002年10月20日 15時35分37秒

おめでとうございます!
レコード芸術11月号に夢中人様が大きな写真入りで載っていました。
来月12月号にもご登場とのことで楽しみです。
そろそろブレインの本を出版されたらいかがでしょう。
写真(お墓、事故現場、家、演奏会場、学校、楽器、レコード・・・)を多く使い、ディスコグラフィーの最新版(オケの演奏を含む)を付け、夢中人様の解説があればけっこう売れるのではないかと思います。今はお仕事で忙しいと思いますが期待しています。出版社の方も是非ご一考を。


194.ムラヴィンスキー東京ライヴ

name: Favart - 2002年10月17日 22時55分33秒

CATO様が紹介されたムラヴィンスキー東京ライヴ。私のお気に入りです。'73.5.26東京文化会館で演奏会があり、'73.6.23にNHK・FMでショスタコーヴィチの5番が放送されました。オープン・リール・テープに録音し、繰り返し聴いてきましたが、素晴らしい演奏です。気合、気迫、あるいは集中力といったものが感じられ、聴くたびにグイグイ音楽に引き込まれる気がします。このホルンがブーヤノフスキーですか。今度注意して聴いてみます。CDも最近出ましたので、まだの方はお奨めします(ALT002)。音質もなかなかです。復刻CDより無編集のテープの方がリアリティがあり、気に入っています。


193.またまたツー・カーで感激

name: CATO - 2002年10月17日 20時20分06秒

だいき様、
いろんな情報の即配に感謝。
 ロシアンスクールの起源、目指す奏法等、興味深いです。
 この掲示板をぼやっと眺めかえして、思うことは、好きな「ホルン」を核に歴史、文化などを独自の視点で総括できるなあということです。ご指名の奏者を聴く機会あれば、また感想を述べます。


192.ロシアホルン

name: だいき - 2002年10月17日 17時59分20秒

デニスブレインの掲示板でロシアホルンについて書くことをお許しください。
191番でCATO様が言われてるようにロシアホルン自体がなかなか日本に情報が
ないような気がします。
確か『モスクワ音楽センター』なるサイトがあったと思います。
そこならばロシア音楽のことが書いてあるかもしれません。
日本ではブヤノフスキーの名前が非常に良く通っていますが、ロシア近代の
ホルンの巨匠と言えばアナトリージョーミンさんではないでしょうか。
ブレインの流れるような自然な音楽性にひけをとらないと思います。
ぼやっと聞いていると歌を歌っているように聞こえる程すばらしい奏者だと思います。
すでに現役を引退していますが、60年代、70年代、80年代のスベトラーノフ指揮、ソビエト国立響(現ロシア国立響)の首席だった人です。
今現在ロシアナショナルのマカーロフさんがジョーミンさんの弟子でロシアで
一番だと思います。
さて、話がそれましたが、ムラビンスキーのCDでは1960年代から83年くらいまでなら大体、ブヤノフスキーさんが首席だと思います。


191.ブーヤノフスキー

name: CATO - 2002年10月17日 17時00分04秒

 掲示板のなかに、ロシア(旧ソ連)のホルンの歴史とか特徴についての記載が無いように思います。ロシア帝政時代はフランス文化のコピーで、だからオケもホルンも・・・とは思いますが。何か、関連の本とか、サイトがあれば教えてください。
 題名のホルニスト、ブーヤノフスキー、はレニングラードフィルで主席だった人。かなり前になりますが、NHKTVで来日公演が放送され、例えばチャイコ5番、ショスタコヴィッチ5番で特徴のある(ロシア的?)美音を聴かせてくれました。それにしてもあの頃のレニングラードフィルの金管群は凄かった。いま装いを変えて何度も発売されているムラヴィンスキーの定番CDでも彼が主席なんでしょうか。

以前の投稿ですがここ 夢中人

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