![]() 思えば中学1年でブラスバンド部に入部し、楽器がホルンに決まって間もない頃、小さなラジオで聞いたモーツァルトのホルン協奏曲第3番。「すごい!もっと聞きたい」この気持ちで輸入盤専門店でLPを探し回った日々。セット物が出れば、映像が出れば、週末を待ちわびて東京に買いに行ったものです。買いそこなったら二度と手に入らない! 国内盤のCD化も一段落して、少し落ち着いていたところでした。時折出る"新しきホルンの天才"を聞いてはブレインに戻っていたところでした。20世紀も終わりに近づいた頃に「憧れのデニス・ブレイン」がオープンして、あらためてブレインの世界の広さを知らされました。演奏のすばらしさにとどまらず、愛すべき人物です。また、感謝すべきは「夢中人さん」のすごさです。世界中にアンテナを張り巡らしてブレインの情報を発掘し、我々に示してくれました。 ブレインを愛する皆さん、ひとときを共にしてお話を聞かせてください。9月1日、日本の子午線の通る街・明石で、50年前のイギリスで起きた交通事故を悔やみながら、お会いしましょう。 坂本 直樹(佐倉フィルハーモニー管弦楽団)
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作曲者 | 曲名 | 説明 |
マラン・マレ | バスク人 | 1957年8月24日、エディンバラ音楽祭。デニス・ブレイン管楽合奏団演奏会でブレインがアンコールとして演奏。最後のソロ演奏として知られている。 |
モーツァルト | ホルン二重奏曲第12番 | 1955年7月23日、BBC講演リサイタル「初期のホルン」番組中でニール・サンダースと演奏。 |
モーツァルト | ホルン協奏曲第4番からロンド | 1943年6月1日、ブレインが最初に録音したホルン協奏曲。 本日は、デニス・ブレインの姪ティナの編曲によるホルン二重奏版を演奏。 |
ピーター・マクスウェル・デイヴィス | ファンファーレ「デニス・ブレインへ敬意をこめて」 (世界同時演奏) |
2007年3月25日、英国ノッティンガム州ニューアーク、Djanogly Recital Hallにてマイケル・トンプソンらが世界初演。 (今回の演奏は、スチュアート・バウアー氏の協力で実現しました。) |
ウィリアム・ウォルトン | 組曲『ファサード』から 「ポピュラー・ソング」 |
ブレイン時代のフィルハーモニア管弦楽団は、『ファサード』を、2度録音した。本日は、ホルン四重奏とウッド・ブロックによる演奏。 |
エンゲルベルト・フンパーディンク | 歌劇『ヘンゼルとグレーテル』から「夕べの祈り」 | 序曲冒頭のホルンをメインとしたオーケストラの美しい響きをホルン五重奏で演奏するもの。オペラはカラヤンとの全曲盤がある。 |
あなた自身のブレイン物語を語って下さい
ヘンデル/水上の音楽ほか ルドルフ・オドンネル中佐指揮英国空軍交響楽団 ほか (初公開)*
本人のサイン **
英国空軍中央音楽隊米国演奏旅行1944/45スクラップブックのコピー(初公開)*
オリジナル演奏会プログラム (1945年1月19日)(初公開)*
レコード・コレクション
* 英国空軍中央音楽隊楽長、ギル・シングルトンさん提供。
ギルさんはまもなく写真史『英国空軍服の音楽家とその先駆者達』という本を出版されます。
** 飯田市、木下直人さん提供
2007年9月1日に行われる各国での演奏 |
ホーリートリニティー教会、リーズ、イングランド 午前11時 アバディーン、スコットランド 午後4時 ロバート・マーティン(アバディーン・シンフォニエッタ主席ホルン) スイス・イタリア音楽院、ルガーノ、スイス 午後8時半 アメリカン・ホルン・カルテットとクリスティーナ・メイシャー |
英国旗は、http://www.fg-a.com/ から借用しました。