Y 忘れざるルシアン・テーヴェ Z
掲示板(108-117)


次へ 戻る

117.夢中人さんへ

投稿者:孫弟子 - 2001年06月30日 9時15分04秒

内緒話ですみません。 尼フク、尼北が1970年のラコッツィの年ですか?
すると「南極点への序曲」の次の年か... フェスティバル・プレリュード!
私は「南極」の年の尼西です。このときはOB、きっと姫路体育館でお会いしてますね。
あー痛い!その曲名!その場所!よくも大きな顔をして生きてきたものだ!(夢中人独白)

116.ラヴェルをまた、そしてなぜかラコッツィ公

投稿者:夢中人 - 2001年 06月 29日 22時 21分 21秒

今日KAZUさんに教えて頂いたマルグリット・ロンの弾くラヴェルのピアノ協奏曲を入手(フランスEMI)しました。カップリングされているベートーヴェンの「皇帝」はシャルル・ミュンシュとドイツ占領下のパリで録音したことで有名なものですね!楽しみです。またロベール・カサドゥシュ/ソシエテ/ピエール・デルヴォーのコンビでのCDも見つけました。一体ソシエテで何通りの録音があるのでしょう!

バッハのコーナーではアルフレッド・コルトー指揮パリ・エコール・ノルマル室内オーケストラのブランデンブルグ協奏曲全曲(EMIリファレンス盤、1930年代録音)を発見、ホルンは誰?と楽しく想像しました。

ラーコーツィ=フェレンツ2世
ハンガリー・チェコスロヴァキア現代史
矢田俊隆著(1978年山川出版社)より

ハンガリー民族開放戦争の英雄、ラーコーツィ=フェレンツ2世

 私は一度も吹いたことがありませんが、先輩も後輩もラコッツィ行進曲の第1ホルンには苦労していました。

 1970年兵庫県吹奏楽コンクールでは尼崎市吹奏楽団と尼崎北高校がいずれもこのラコッツィ行進曲で第1位、明石高校OB吹奏楽団はボロディンの交響曲第2番第1楽章、明石高校はバッハのトッカータとフーガ、ニ短調でした。OBはともかく現役はこの私が課題曲でハイBを外したため負けました。岩本先輩本当に申し訳ありませんでした。今でも悔いています。


 そんなホロ苦い思い出のある曲ですが、レコードでもあの第1ホルンのハイE♭(?)が音楽的に聞こえるのはジャン・マルティノンの振ったソシエテの演奏以外にはありません。



115.テヴェのブランデンブルク

投稿者:koba - 2001年 06月 28日 00時 40分 01秒

>ところで、kobaさん!!! 先生のブランデンブルグがあるなんて知りませんでした!!
>ディスク情報など教えていただければ幸いです!

上記、ブランデンブルク協奏曲の第1番は、カザルス指揮プラド音楽祭管の演奏で、
米コロンビアから「ML4345」という番号で発売されていました。
(第1〜3番のカップリングです)
50年6月の録音で、タビュトー(オーボエ)、アラール(バッソン)といた面々に、
コルではテヴェとクールシェが参加しています。
(もちろんモノ録音で、後に再録されたステレオ録音とは別物です)

ご存知かとは思いますが、カザルスを復帰させるべくシュナイダーが提案し、
米コロンビアが資金を拠出する形で、50年から開催されたプラド音楽祭では、
米コロンビアの資金回収の意味も含め、バッハを中心にかなりの録音が残されました。
ブランデンブルクもその一つで、第2番ではミュールがソプラノ・サックスで
トランペットの代役をしています(笑)。

114.(欠番)


113.ロータリーが吹けない

投稿者:大山幸彦 - 2001年 06月 27日 23時 00分 01秒

先日2軒の楽器店でヤマハ、パックスマン、アレキ、クレスペなどを吹く機会がありました。セルマーのガンティエモデル以外のロータリーを吹いたのは数年ぶりでしたが、どの楽器も音がベリっと破れたようになってしまって悲惨なものでした。

とてもフラストレーションの残る試みで、もう余り吹かないでしょう。残念ながらクレスペやハンスなどは、僕にとっては理解を超えているようです。ただし戦前もののシュミット(親指ピストン)だけはわりとまともになりました。

ロータリーとピストンはまったく違う。という事を再認識しました。やはり余り意識しなくてもリッチな音がパーンと出てくるセルマーに慣れちゃったんでしょうねえ。。。

112.復活です

投稿者:大山幸彦 - 2001年 06月 26日 23時 36分 01秒

しかし今日は時間がなくなったのでまた。。。

大トトロさん、面白い情報有り難うございます!

ところで、kobaさん!!! 先生のブランデンブルグがあるなんて知りませんでした!! ディスク情報など教えていただければ幸いです!

111.セルマー

投稿者:大トトロ - 2001年 06月 21日 00時 47分 17秒

・・・のピストン・セミダブル・3番上昇のホルン(中古)が
大阪の某楽器店のホルンフェアに出ていました。
思わず吹かせて頂きました。なんと言っていいのやら
本当に明るい響きがして思わず (*^^*) でした

今度はヴィブラート思いっきりかけて吹いてみよ〜っと

失礼しました _(._.)_

110.CorとSax

投稿者:koba - 2001年 06月 19日 03時 44分 55秒

>KAZU@こるにすと様

お恥ずかしながら、ドヴェミーがミュールの演奏スタイルから想を得た、というのは知りませんでした。
でもギャルドを通してお互いによく知る仲だったでしょうから、十分に有り得ることだと思います。
そういえばラヴェル指揮のボレロ(自作自演)のサックスを聞くと時代を感じます。
テナーはノン・ヴィブラートのストレートな音なのに対して、ソプラノはヴィブラートをビンビンかけています。
(もちろんソプラノはミュール)
ミュールがヴィブラート奏法を完成後、まだそれが一般化していなかった狭間だったのでしょうね。

話はかわりますが、レコードを整理していたらカザルス指揮のブランデンブルグ(プラドとのモノ録音の方)が目に留まって、懐かしさから久しぶりに(20年ぶり?)聞いてみましたが、ミュール(ソプラノ・サックス)やテヴェといったところが演奏してるんですよね。
トランペットの代わりにソプラノ・サックスというのが当時は私自身にとってかなり印象的だったのですが、テヴェが演奏に加わっていることは、すっかり忘れていました。
なんとも懐かしい再会でした。

109.マルグリット・ロンのコンチェルト

投稿者:KAZU@こるにすと - 2001年 06月 17日 16時 09分 59秒

KAZUです。パソコンの調子が悪く、しばらくご無沙汰しておりました。

>夢中人さま

ラヴェルのト長調コンチェルトのソシエテ(音楽院)の演奏としてはもう一つ、この曲の献呈者であり、初演者であるマルグリット・ロンのすばらしい演奏がありますね(ANGEL 35013指揮ジョルジュ・ツィピーヌ)。50年代初頭の録音でCorはやはりテヴェです。ロンはこの時齢80に手が届こうという歳でありながら、演奏はそのことを全く感じさせない驚異的な演奏です。ちなみにロンは32年にラヴェルの指揮による録音も残していて、「ラヴェル〜回想のピアノ」(音楽之友社)にその時のエピソードを含むラヴェルとの親交が綴られています。

> 私は一人のプレーヤーの存在がオーケストラへの評価を決定付けることがあると思います。

私が思い出すのがシュターツカペレ・ドレスデンにおけるペーター・ダムの存在です。あのオーケストラの来日公演の聴衆のかなりの割合の方が、ダムの演奏を目当てに来ていたのはまぎれもない事実です。プログラムも必ずホルンソロが目立つ曲が入っていました。

>kobaさま

私のようなこるにすとは、サックス関係者の方には非常に親近感をおぼえます。Corにおけるヴィブラートスタイルを確立したジャン・ドヴェミー教授は、マルセル・ミュールの演奏スタイルから想を得たといいますから、CorとSaxは親戚筋というわけですね。実際私もミュールの大ファンで、”La Legend"は愛聴盤です。今後ともよろしくお願いします。

108.バカボン君のこと

投稿者:夢中人 - 2001年 06月 17日 10時 44分 31秒

ホームページ:miniature.html

また昔話です。私の同期でバカボン(Vagabond?)と呼ばれる第1トランペットがおりました。もともと歯並びが綺麗なうえ、立派な体格と運動能力を兼ね備えておりましたので、大学でビッグバンドに入り、クラブで「仕事」をするようになりました。もちろん吹奏楽団の演奏会にも顔を出し、それに相応しいナンバーではハイノートを炸裂させたり、もの凄いアドリブを披露して周囲を驚かせておりました。

吹奏楽団はOBバンドのため極めて「タテ社会」でありまして、特にラッパのパートにおけるバカボン君の存在は絶大で、その暴君ぶりを目の当たりにした私など「奴と同期で良かった」と思うことが何度もありました。 また酒宴ともなると一座を大席捲して深夜に至り先に沈没するというお決まりのパターンで、ある時など瀬戸内海の浜でそんな彼を戸板に乗せて運んだ際、ある特大の所有物を開チンしたため、以来アカムケなる別称を付けられる始末…。

前置きが随分長くなりましたが、ある夜バカボン君の自宅で「俺の好きなレコード」として掛けてくれたのがラヴェルのピアノ協奏曲ト長調、それもトランペットが華々しく活躍する第1楽章からではなく、訥々(とつとつ)としたピアノソロで始まる第2楽章だったのには驚きました。ですが初めて聞いた私もすぐ心を奪われました。

パリ音楽院のレコードには1949年DECCA録音(ニコール・アンリオ=シュヴァイツァー/シャルル・ミュンシュ)と1959年EMI録音(サンソン・フランソワ/アンドレ・クリュイタンス)がありますが私は古い録音の方(もちろんテーヴェですよね!)が好きです。 またフィルハーモニアにも2種類、1946年Victor録音(レナード・バーンスタインの弾き振り)と1957年EMI録音(アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリ/エトーレ・グラシス)がありまして何れもデニス・ブレインが見事なソロを吹いており、それはもう大変です。

現在でもこの曲を聞くといつもバカボン君のことを思い出します。全然関係ありませんが1970年パリ管弦楽団初来日時、ホルン・セクション・メンバーと東京公演プログラムを「パリ音楽院豆知識/発展的解消」に追加しました。


次へ 戻る