Y 忘れざるルシアン・テーヴェ Z
掲示板(48-57)
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57.ウエーバー、シューマン
投稿者:大山幸彦 - 2001年 04月 24日 22時 27分 24秒
テヴェ氏の「秘」ウエーバーの最高音の出し方。
B管2でmi−soldieseを開放−デュミ・ブッシュ(ハーフ・ミュート)
やってみてください。簡単にでます。
同じやり方でサン・サーンスの「ロマンス」の最後も吹けるのですが、これは上昇でないとできません。(だからたくみさん、早くピストンにしよう!)
バルボのシューマンのメンバーは
上からバルボトウ、ベルジェス、デュバル、クルシェです。
ところで最近の「アンチ・フランス伝統主義」ジュスタッフレなどのシューマンは最高音が非常に怪しい。フランスのホルンはまぎれもなく下降管ならぬ下降線のようです。
そういえば、テヴェがブラス・ブルタンでマイロンブルームがパリ管で吹いたシューマンに対しての聴衆の態度は微妙だった、という事を書いていますが、実際は良くない出来だったらしく、特に1楽章の最後はオクターブを上げなかったそうです。我が師はどうされたか?
師曰く「プログラムを丸めて会場を出た。」
私の新アドレスです。
firstnetwork@dj.pdx.ne.jp
56.テヴェ氏のモーツァルト
投稿者:大山幸彦 - 2001年 04月 24日 22時 02分 28秒
お久し振りです。零細自営業、激務を極めております。アドレス変更になりましたので、よろしくです。
テヴェ氏の発音はたぶん「リュシアン・テヴェ」が一番近いです。モーツァルトの3番のキャダンス(カデンツァ)がない理由は多分当初ラジオ録音のために用意されたものなので、録音時間の関係です。もっともこの演奏がラジオに流れたときは「テヴェ氏は昼食に早く行きたいためにキャダンスを演奏しませんでした」というウイットに富んだナレーションが入りました。
65年ころの4番の演奏では見事なキャダンスを披露しています。先生のキャダンスは一応のフレーズは考えるが、後は本番のアドリブだそうです。使えるフレーズをピックアップしてそこに変奏を加えます。大体第一主題をもじって演奏されます。(これに対してバルボトウは主題前の前奏を多くモチーフに使う。ヴェスコーヴォは独特。私の聞いた限りブルグはテヴェに近く、カタラノッティはバルボに近い)
あと、テヴェ氏の録音で貴重なものとしては、こんなものもあります。
ジャン・ルイ・プチ指揮管弦楽団・ラモー「パラダン」(2番ホルン・ベルジェス)
ハイGまでらくらくでている!
フランス国立放送室内管・パッサーニ「コンチェルト」(1969)
オケ?・ファッシュの「hb、2cr、bsのコンチェルト」(2番ホルン・トウルニエ)
プーランク「トリオ」(テヴェ、メナルディ、マソン)
またソシエテの39頃ー67、オペラの41−74のソロはほとんどテヴェです。
(50年代のソシエテの一部はバルボ、またオペラでは、ロモン、ベルジェス、アドネの各主席の録音もあり)
ちなみに、50年代のコロンヌではヴェスコーヴォのソロ演奏が、ラムルーではドウヴェミ、あと多分フルニエのソロ演奏が聞けます。
私は4番のレッスンを受けました。とにかくオペラの性格俳優を意識した捕らえ方で、各フレーズのキャラクターを優雅の仕上げる事に最新の注意が払われました。スラーを多様しない事(「油っぽく」なるので)、ルバートしすぎない事、細かいパッサージュの運指に気を遣ってはっきり吹く事(サーカスのお手玉遊びの曲芸のように何が起こっているのかわからない細かさ、ごまかしにはならぬよう)、3楽章の頭は音を切りすぎない事。ソリストは決して性格上、豆符を吹かない事。16部が続く所には必ず何処かにリエ(音を繋ぐ)する所を入れて、耳に攻撃的な印象にならない様のする事。等など。
3番の演奏でも、そうした特徴は把握できると思います。
55.おおッ、早速に!
投稿者:夢中人 - 2001年 04月 24日 06時 26分 10秒
私はmojoさんが羨ましい。とっくの昔に処分するか、倉庫の奥深くしまっているのが普通ですから、身近にそのように貴重なものや、装置を持たれていることは幸せというものです!私も機会があれば公共の音楽図書館で探してみたいと思いました。
54.大学の図書館で!!
投稿者:mojo - 2001年 04月 23日 22時 54分 30秒
テーヴェのモーツァルトの3番のLPを見つけたので早速聴いてみました。
1楽章のカデンツァが省略されててちょっとビックリ!残念でしたが、音色・息遣いはまさしくテーヴェのそれで、十分堪能させていただきました。
53.テベのモーツァルトの3番
投稿者:夢中人 - 2001年 04月 22日 17時 23分 57秒
今日図書館でバルボトゥの録音を調べておりましたところ、レコード芸術別冊クラシック・レコード・ブック1000協奏曲編(昭和60年10月)に「テベ」のモーツァルト/ホルン協奏曲第3番(ウーブラドゥ/ウーブラドゥ室内O.、1940年代後半録音)が載っていました!日本での初出は1955年12月(HA1014)。寺本徹さんの解説によりますと…
「クラリネットのドレクリューズ、ホルンのテベともにフランスの奏者だけに、両曲ともフランスの管楽器の伝統(楽器の構造、奏法、音色など)がすみずみまで感じられる演奏である。1950年前後の録音だから、音は豊かで鮮明というわけにはいかないが、まろやかで品の良い響き、フレージングの柔軟さなどは2人の技巧の確かさを示すとともに、やはりフランスの管の魅力を改めて実感させてくれる。ややデリケートすぎる表現は、1950年前後という時代ゆえか…」
この本のほか、ラルースの音楽人名辞典などで調べてみましたが、バルボトゥは載っていてもルシアン・テーヴェがありません。上記「テベ」、1964年パリ音楽院来日公演のメンバー表では「トゥベ」、こちらでは「テーヴェ」とacuteの付いた名前の日本語表記が様々で、思わず当時の音楽出版関係者は名前が訳判らないから調べるのやーめたッ、と無視したのではないかと邪推してしまいました。
いずれにせよEMIには正規の録音がある訳ですから、いつの日か聴くことができる可能性があるということになり、とても楽しみです。因みに、バルボトゥのエラート録音にはハイドン/2つのホルンのための協奏曲(1962年頃録音、クルジエ(hr)、パイヤール室内O.)とアルス・ノヴァ金管五重奏団の「ブラスの饗宴」がありました。
52.バルボトゥのCDその2
投稿者:KAZU@こるにすと - 2001年 04月 21日 01時 16分 12秒
バルボトゥの録音ですが、夢中人様ご指摘のエラート録音のほか、モーツァルトのコンチェルト等60年〜70年代に相当数の録音があるのですが、CD化されているものは少ないですね。比較的最近では98年に発売されたリリー・ラスキーヌの芸術その5(分売あり)『ホルンとハープ』があります。国内盤なのでまだ入手可能でしょう(エラートWPCS-22693-2)。
あとモーツァルトではシンフォニア・コンチェルタンテKV297bとロンドKV371がCD化されています。『モーツァルトの木管楽器のための協奏曲集』(輸入盤エラート2292-45682-2 国内盤もあったような気がします)に収録されています。前者はObがピエルロ、Clがランスロ、Bassonがオンニュというエラートプレーヤーの共演でいい演奏です。但し私は個人的にはもう一人のエラートプレーヤーのヴェスコーヴォのほうが好きなので、この曲はウーブラドゥの録音(以前夢中人様ご紹介の演奏、他の木管メンバーは全く同じ)を聴く頻度が高いのですが…
恐らくこれ以外にもCD化されていると思いますので、情報お持ちの方よろしくお願いいたします。
51.フランスのホルンの名手
投稿者:夢中人 - 2001年 04月 20日 23時 00分 29秒
私はジョルジュ・バルボトゥのCDを持ちませんが、エラートのLPなら2、3枚持っています。CD化されたかどうか判りませんが、ウェーバーとリヒャルト・シュトラウスのコンチェルトがそれです。当時はテーヴェのことは知りませんでしたが、バルボトゥはポツポツとソロの新譜が出ていました。1970年に出たウェーバーの小協奏曲は、世界初録音の秘曲、といった扱いだったように記憶しています。ジャケットには録音データも演奏者の紹介も無く、シュトラウスの2番(1976年発売)で僅かに門馬直美さんが演奏者について「フランス系の音楽家に管楽器の名手が多いとはよくいわれるが、このレコードでもそうした2人(もう1人はピエール・ピエルロ)を独奏者として起用して、大きな成果をあげている。2人とも、実際にあざやかな技巧をもっているし、豊かな感性もそなえている。ただたんに楽譜を表面的に演奏するのではなくて、そこに味わいのある表現をおいているのである」と書いておられます。
一枚とても不鮮明な写真が添えられていて、それでなくても情報がボンヤリとしていましたが、とても想像を掻き立てられました。年月を経てこれらの名手のことを詳しく教えて頂きとても嬉しく思っています。あらためましてありがとうございます。

ジョルジュ・バルボトゥ
50.バルボトゥのCD
投稿者:たくみ - 2001年 04月 20日 08時 59分 52秒
たくみ@勤務中・・・
バルボトゥのCDですが、フクロヤというお店で購入可能です。>大トトロ様
北陸(富山・石川)のお店なのですが、郵送もしてくれます。
HP内の検索ではヒットしなかったのですが、直接メールで注文できました。
(私も注文済みです)
アドレスは
http://www.fukuroya.co.jp/
です。
輸入盤も扱ってくれて、私はもっぱらここで購入です。
ところで、バルボトゥのモーツアルトはCDになっていないのでしょうか。
バルボトゥの音がCDになっているものがあればぜひ教えてください。
49.前述分
投稿者:大トトロ - 2001年 04月 19日 21時 27分 22秒
矢印の向きを間違えました 失礼しました m(_
_)m
48.残念ながら
投稿者:大トトロ - 2001年 04月 19日 21時 15分 11秒
Amazon.com
では見つかりませんでした > Georges BARBOTEU "l'art du
cor"
↓ バルボトゥ氏のCD持っていますが、本当に甘たるい音ですね 特に1曲目
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