掲示板 (1-27) は夢中人の不手際で消失してしまいましたが、そのうち (17-27) は「クリーヴランド管弦楽団とセルが好きだ」の孫弟子さんのご好意により復活できました。 本当にありがとうございました。 |
投稿者:KAZU@こるにすと - 2001年 03月 13日 23時 18分 42秒
こんばんは。KAZUです。いやぁ、のっけからかましてくれましたね大山君。私の期待をはるかに超える長文ありがとうございます。ま、要約すればフレンチスタイルは、とてつもなく吹けるジジイたちを何とか追い出してポストを得ようと、外国人指揮者たちと結託して売国的行為にでた連中につぶされた、というところでしょうか(私って大山より過激?)。
たくみさんのご質問ですが、ドヴェミーのパヴァーヌ、ヴィラネルは第15集、ヴェスコーヴォは第17集に収められています。あとドヴェミーが参加しているイベールの3つの小品は第14集です。なお、今回のCDには入っていませんが、ヴェスコーヴォはモーツァルトの3番も50年代に録音しています(パイヤール指揮ジャン・マリー・ルクレール器楽合奏団)。大変すばらしい演奏です。1楽章のカデンツはとんでもないことをやっています。
あと日曜日にレコード・CDの整理をしていて、いままでディスコグラフィーに入っていなかった録音を発見しました。ルネ・レイボヴィッツ指揮Orchestre
Radio-symphonique de
Parisの録音(米VOX 1953)です(テーヴェのクレジットが入っています)。私は最初この演奏は、同指揮者のOrchestre de la Societe
des Concerts Symphonique de
Parisの演奏と同一(古い録音にはよくあるクレジットの間違い)だと思っていました。ところがこのコンセール・サンフォニークの演奏は私の持っているCDでステレオ録音だということが判明しました(RCA 録音は英DECCA
1960)。ちなみに私のCDにはパヴァーヌは入っていなかったのですが、ラヴェルのボレロ、ドビュッシーの小組曲が入っていて、トップはテーヴェでした(音ですぐわかる)。ですからこれらの曲と同時期にディスコグラフィーのパヴァーヌも録音されていたことはほぼ間違いありません。一方、ラジオ・サンフォニークの録音はモノラルなので、この二つの録音は別のものだということが判明したわけです。以上、世紀の大発見(大げさだっちゅーの!)に少々興奮気味のKAZUでした。